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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-05 / 世界史 / 学内講座コード:320311

『クレオパトラ』の考古学 ファラオ的伝統世界のゆくえ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 7日(金)~ 7月28日(金)
講座回数
4回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
24
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
断片的に取り上げられやすいクレオパトラ女王の生涯を通して、以下の知識や見かたを養うことをめざす。
1.ファラオ時代の伝統である神権社会の特質は何か。
2.新たに登場して優勢となる地中海文明の特質は何か。
3.物語の舞台となる都市景観と人々の暮らしぶりはどのようなものか。

【講義概要】
クレオパトラ女王の生涯の物語は、ファラオ時代の王家の権威が弱まり、地中海の強大な権力に振り回される時代を背景にしており、王家内の権力争いやローマの国家的なリーダーたちとの愛憎劇が、女王の短い人生に凝縮されているところに最大の魅力がある。本講座では、女王の人生を4期に分けて話を進めるが、アレクサンドリアでの人々の暮らしぶりを考古学的な手法で浮かび上がらせながら、滅びゆく伝統世界と新たに登場する文明の本質とは何だったのかを考えていきたい。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/ 7(金) 女王の育った王宮と都市アレクサンドリア
第2回 2017/ 7/14(金) 最強の後ろ盾カエサルの庇護とその喪失
第3回 2017/ 7/21(金) ローマ東方属州とエジプトが連携する衝撃
第4回 2017/ 7/28(金) ヘレニズム王国の終焉と広域経済圏の形成

備考

【ご受講に際して】
◆講義に際しては、なるべく楽しくわかりやすくストーリー展開を示すために、昨年長谷川が監修した学習漫画『クレオパトラ』(松本夏実画、集英社、2016年)を活用する。その点では事前知識は不要ではあるが、より密度の高い内容に導くためにも、小説・映画・展覧会など、女王の人生に関連するものはいろいろ関心をもって、吸収しておいて欲しい。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『クレオパトラとその時代 ― ローマ共和政の崩壊』(創元社 創元新書)(ISBN:978-4422202143)浅香正 著
『ローマ経済の考古学』(平凡社)(ISBN:978-4582479058)ケヴィン・グリーン 著
『甦るアレクサンドリア ― 地中海文明の中心都市』(河出書房新社)(ISBN:978-4309223469)ジャン=イヴ・アンプルール 著
『図説 地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)(ISBN:978-4779120169)長谷川奏 著


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 長谷川 奏
肩書き 早稲田大学客員教授
プロフィール 1958年愛知県生まれ。考古学者。専門はエジプト古代末期の物質文化研究。早稲田大学エジプト学研究所客員准教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を経て、現在、早稲田大学総合研究機構研究院客員教授。著書に、『地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)等がある。
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