大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ルネサンス時代における北方美術の展開を把握する
・初期ネーデルラント絵画第3世代を詳しく知る
・同時代のフランス絵画の展開を理解する

【講義概要】
北方ルネサンスを詳しく扱う講座の3回目です。15世紀、ファン・エイクやファン・デル・ウェイデンらにより新しい美術が確立されたネーデルラント。続く第3世代の画家達の作品には、敬虔な宗教感情のみならず人文主義的関心を映したユーモアや優美さが加わり、細密描写や油彩技法と相まって、同時代のみならず19世紀の画家たちをも魅了してきました。ネーデルラント絵画はフランスにも伝播し、装飾写本の伝統を活かしつつパリの宮廷やアビニョンで独自の展開をみせます。2回目の講座で扱いきれなかったメムリンクのほか、フランスのカルトン、フーケを軸に魅力的な画家をじっくりと考察します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/13(木) 初期ネーデルラント絵画第3世代-1
第2回 2017/ 7/20(木) 初期ネーデルラント絵画第3世代-2
第3回 2017/ 7/27(木) 初期ネーデルラント絵画第3世代-3
第4回 2017/ 8/ 3(木) ルネサンス期のフランス絵画-1
第5回 2017/ 8/10(木) ルネサンス期のフランス絵画-2

【ご受講に際して】
◆「北方ルネサンス」3回目の講座ですが、どなたでもご受講いただけます。
◆休講が生じた場合は、8月24日に補講を行います。


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	真野 宏子
肩書き	共立女子大学・芝浦工業大学講師
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は、西洋美術史および芸術学。訳書に『エドヴァルト・ムンク』、『トゥールーズ・ロートレック』(PARCO出版)など。