大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸に関する多様な文献史料を読み進めることで、より詳しく江戸について理解する
・文献史料を読み慣れることで、受講生自らが文献史料を手にとって、より深く江戸について調べられるようにする。

【講義概要】
江戸時代に幕府が開かれ、全国政治の中心で巨大都市となった江戸には、さまざまな関心が寄せられたこともあり、多様な文献史料が残されています。そこで本講座では、古文書・記録類だけでなく、地誌・紀行文・随筆・小説・戯曲など、江戸を記録した文献をとりあげ、毎回テーマを決めて、それに関する史料を読みながら説明を加えていきます。また可能な限り絵画資料もとりあげ、講義の内容は1回ごとに完結させます。町奉行所の記録を中心にして、江戸にはどのような問題は発生して、どのように処理されていったのかなど、これまで一般にはほとんどとりあげられなかった事項について、10回にわたって読み解いていくつもりです。

参考図書
『東京都の歴史(県史13)』（山川出版社）（ISBN:9784634321311）

【備考】
★3/15に模擬講義を行います。詳細は「オープンキャンパスのご案内」のお知らせページをご覧ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	加藤 貴
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東京都北区教育委員会文化財専門員などを経て、現在早稲田大学教育学部講師・東京都北区文化財保護審議会委員。専門は日本近世史・都市史。編著書に『東京都の歴史』(山川出版社、共著)、『大江戸歴史の風景』(同)、『江戸図屏風を読む』(東京堂出版、共編著)、『徳川制度(上・中・下)』(岩波文庫、校注)等。