講座詳細情報
申し込み締切日:2020-02-20 / 日本史 / 学内講座コード:”1941T019
〈感情〉の噴出と操作の日本近現代史 明治維新から敗戦まで
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先:
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東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 2月21日(金)~3月13日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 20
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
この講座は日本近現代史を、人びとの素朴な〈感情〉の噴出状況とそれを操作しようとした政治や教育の歴史として描きます。徴兵忌避に端的に示されるように、江戸時代の〈庶民〉にとって明治時代の近代化政策は苛酷なものでした。しかしそんな庶民も日露戦争の頃には〈国民〉としての気概を持っていきます。大正デモクラシー期、そうした国民の中から社会改造の意識をもつ〈市民〉が台頭してきますが、壊滅的な被害を受けた関東大震災を契機に、市民意識は天皇の民としての〈臣民〉意識へと矯正されていきます。とはいえ昭和初期には、人びとはエロ・グロ・ナンセンスな世相に浸る〈大衆〉へと変貌していきます。そして戦時期、大衆は〈皇民〉となり、敗戦を経て市民へと戻っていきます。
一緒に日本〈感情〉史の旅に出てみませんか。
【講座スケジュール】
第1回 02-21 19:00~20:30
第2回 02-28 19:00~20:30
第3回 03-06 19:00~20:30
第4回 03-13 19:00~20:30
この講座は日本近現代史を、人びとの素朴な〈感情〉の噴出状況とそれを操作しようとした政治や教育の歴史として描きます。徴兵忌避に端的に示されるように、江戸時代の〈庶民〉にとって明治時代の近代化政策は苛酷なものでした。しかしそんな庶民も日露戦争の頃には〈国民〉としての気概を持っていきます。大正デモクラシー期、そうした国民の中から社会改造の意識をもつ〈市民〉が台頭してきますが、壊滅的な被害を受けた関東大震災を契機に、市民意識は天皇の民としての〈臣民〉意識へと矯正されていきます。とはいえ昭和初期には、人びとはエロ・グロ・ナンセンスな世相に浸る〈大衆〉へと変貌していきます。そして戦時期、大衆は〈皇民〉となり、敗戦を経て市民へと戻っていきます。
一緒に日本〈感情〉史の旅に出てみませんか。
【講座スケジュール】
第1回 02-21 19:00~20:30
第2回 02-28 19:00~20:30
第3回 03-06 19:00~20:30
第4回 03-13 19:00~20:30
備考
単位数:1単位
講師陣
名前 | 上田 誠二 |
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肩書き | 横浜高等教育専門学校専任講師 |
プロフィール | 洋楽文化史研究会幹事、歴史学研究会現代史部会運営委員。 専門は現代史、教育史、音楽史。博士(史学、東京都立大学)。 著書に『音楽はいかに現代社会をデザインしたか』(新曜社)、『「混血児」の戦後史』(青弓社)、共著に『〈戦後〉の音楽文化』『日本の吹奏楽史』『近代日本の都市と農村』(以上、青弓社)、『こんなに変わった歴史教科書』(新潮社)他。 趣味は音楽全般であらゆるジャンルを愛好。 |