大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
田沼意次は享保4年(1719)江戸に生まれ、今年は生誕300年にあたります。知行600石から5万7000石の大名・老中に出世した生涯は、毀誉褒貶相半ばしています。一方でワイロ汚職の悪徳政治家、他方で斬新な経済政策を推進した革新的政治家、まったく相反する評価を受けてきました。
講座では、江戸時代から現在までの評価、18世紀江戸幕府の権力構造と意次の権力、幕府の財政状況と田沼時代の財政経済政策、田沼時代の文化からその生涯を考えてみます。

【講座スケジュール】
第1回 08-19 19:00～20:30
第2回 08-26 19:00～20:30
第3回 09-02 19:00～20:30
第4回 09-09 19:00～20:30

単位数：1単位

名前	藤田 覚
肩書き	東京大学名誉教授
プロフィール	東京大学史料編纂所教授、同大学院人文社会系研究科教授を経て、現在は東京大学名誉教授。専攻は日本近世史。『近世後期政治史と対外関係(東京大学出版会)』で角川源義賞受賞。主な著作として『幕末から維新へ(岩波書店)』『勘定奉行の江戸時代(ちくま新書)』『幕末の天皇(講談社選書)』『泰平のしくみ 江戸の行政と社会(岩波書店)』、2018年7月に『光格天皇(ミネルヴァ日本評伝選)』を上梓。