講座詳細情報
申し込み締切日:2019-01-27 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:1841Z002
人類はいつ・どのルートから日本列島に入ってきたのか?そして「日本人」はどの様にかたち作られたのか?
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 1月28日(月)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- -
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
今回の講座では以下の内容をお話ししようと思います。
【わかってきたこと】
(1)打製石器の時代とされる旧石器時代に、日本では刃部を磨製加工した石斧があった。
(2)従来考えられていた朝鮮半島経由九州ルートとサハリン経由北海道ルートに加え、見えてきた台湾経由沖縄ルート(沖縄の遺跡で続いた旧石器時代人骨の発見)
【どうやって移動したのか】
人類は黒潮の流れる海を渡って沖縄へ入ってきた。
⇒筏や舟を使ったのか?⇒国立科学博物館の海部陽介先生を代表とする3万年前の航海徹底再現プロジェクトで研究展開
【私の研究分担】
(1)後期旧石器時代の斧で木が切り倒せるのかの検証
(2)どのくらいの作業量・日数で丸木舟が作れるのかの検証
【成果】
⇒延べ22時間かけ36000打撃で直径1メートルの木が伐採できた。
また、丸木舟は25日かけてほぼ完成したが、復元した石斧が壊れて一部縄文時代の復元石斧も使用した。
【課題】
刃部を磨製加工した石斧でも、伐採も舟つくりも可能であったが、移動生活をしていたとされている後期旧石器時代に、果たして1月以上同じ場所で舟を作ることがあったのか?
【さらに考えるべきこと】
日本・日本人という存在は、続く縄文時代・弥生時代・古墳時代にかけて中国や朝鮮半島からの度重なる渡来人の流入を経て形成されたものです。
日本は、中国の東の地域に国という意識をもった集団が生み出しました。そのお話をして今回の話題提供のまとめとしたいと考えています。
【講座スケジュール】
第1回 01-28 18:30~20:00
今回の講座では以下の内容をお話ししようと思います。
【わかってきたこと】
(1)打製石器の時代とされる旧石器時代に、日本では刃部を磨製加工した石斧があった。
(2)従来考えられていた朝鮮半島経由九州ルートとサハリン経由北海道ルートに加え、見えてきた台湾経由沖縄ルート(沖縄の遺跡で続いた旧石器時代人骨の発見)
【どうやって移動したのか】
人類は黒潮の流れる海を渡って沖縄へ入ってきた。
⇒筏や舟を使ったのか?⇒国立科学博物館の海部陽介先生を代表とする3万年前の航海徹底再現プロジェクトで研究展開
【私の研究分担】
(1)後期旧石器時代の斧で木が切り倒せるのかの検証
(2)どのくらいの作業量・日数で丸木舟が作れるのかの検証
【成果】
⇒延べ22時間かけ36000打撃で直径1メートルの木が伐採できた。
また、丸木舟は25日かけてほぼ完成したが、復元した石斧が壊れて一部縄文時代の復元石斧も使用した。
【課題】
刃部を磨製加工した石斧でも、伐採も舟つくりも可能であったが、移動生活をしていたとされている後期旧石器時代に、果たして1月以上同じ場所で舟を作ることがあったのか?
【さらに考えるべきこと】
日本・日本人という存在は、続く縄文時代・弥生時代・古墳時代にかけて中国や朝鮮半島からの度重なる渡来人の流入を経て形成されたものです。
日本は、中国の東の地域に国という意識をもった集団が生み出しました。そのお話をして今回の話題提供のまとめとしたいと考えています。
【講座スケジュール】
第1回 01-28 18:30~20:00
備考
単位数:0単位
講師陣
名前 | 山田 昌久 |
---|---|
肩書き | 首都大学東京教授 人文社会学部 |
プロフィール | 首都大学東京教授。 首都大学東京大学院人文科学研究科、都市教養学部人文・社会系。 ●1953年神奈川県生まれ。1975年に福井県鳥浜貝塚で低湿地遺跡の木質遺物の研究をはじめて以来、人類の植物利用に関する研究を展開している。明治大学考古学陳列館嘱託職員、筑波大学歴史・人類学系助手をへて、東京都立大学人文学部助教授(いずれも当時の名称)。平成19年より首都大学東京都市教養学部教授。 ●現在の研究活動は、?民俗誌考古学や実験考古学といった、新しい研究方法による考古学改変研究の展開(科学研究費補助金基盤研究B:平成9年~12年、同基盤研究A:平成16年~19年)。?ロシアアムール川流域の集落遺跡の調査(三菱財団研究助成ほか:平成8年~19年)。?日本出土木製遺物データベースの構築研究(京都大学生存圏研究所共同研究費:平成17年~19年)。 それぞれの調査・実験は、北海道大学・東北大学から京都大学・九州大学など全国各地の考古学専攻の大学院生、また農学部・理学部・工学部などの若手研究者や大学院生が参加して、学際的インターユニバーシティ研究となっている。 ●所属学会:日本考古学協会公報委員・査読委員、日本植生史学会評議員、日本民具学会ほか。 ●全国各地の史跡整備委員、遺跡調査指導委員、博物館展示計画委員。教育委員会・博物館などでの考古学に関する講演などでの社会貢献。 ●NHKテレビETV特集などで、実験考古学の成果が度々紹介されている(プロフィール作成時製作中のものは、平成20年3月『弥生時代の工房-鳥取県青谷上寺地遺跡』)。 |