検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-09 / 経営全般:日本史 / 学内講座コード:13110006

日本海軍の「失敗の本質」 ―自己革新組織の条件―

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
4月17日(水)、 5月 1日(水)、 5月15日(水)、 5月29日(水)、 6月 5日(水)、 6月19日(水)
講座回数
6回
時間
19:00~20:30
講座区分
前期 
入学金
3,000円
受講料
26,000円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【講座趣旨】
第二次世界大戦の軍事的敗北から67年を経、また、東日本大震災という天災と人災の複合災厄に遭遇した我々は、「日本人は、あの戦争を真摯に反省し、真っ当な教訓を学習することができたのであろうか?」と自問せざるを得ない。
日本海海戦の勝利により確立された「大艦巨砲・艦隊決戦」というパラダイムに過剰適応しつつ、世界第2位の海軍力を整備し、その後の太平洋海域において質・量ともに米海軍を凌駕していながら、ミッドウェー海戦において完全敗北を喫した日本海軍は、「技術集約型集団」であったし、軍事合理主義に徹した自己革新的で先進的な組織であったが、「航空決戦」へという戦略的なパラダイム・シフトへの昇華に至らなかった。この海軍に見る「失敗の本質」と「自己革新的組織の条件」を考えるのが本講座の目的である。


【講座のポイント】
「賢者は他人の経験に学び、愚者は己の経験に学ぶ」とはビスマルクの箴言だが、「己の経験に学ぶ」ことも容易なことではないことを自覚しながら、日本海軍75年の軌跡を回顧しつつ、現代的課題でもある「自己革新組織」の条件について講師陣とともに考えていただく機会としたい。

※参考図書
野中郁次郎、戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、村井友秀、杉之尾孝生『失敗の本質ー日本軍の組織論的研究』中公文庫、


【講義概要】
第1回 4月17日(水)
「失敗の本質」と組織の研究
―「組織の自己革新性」をどのように考えるか

第2回 5月 1日(水)
海軍創設、日清・日露・第一次大戦での海戦様相の変化

第3回 5月15日(水)
日米両海軍の「ハワイ奇襲・マレー沖海戦」戦績評価の明暗

第4回 5月29日(水)
日本海軍に観る「失敗の本質」

第5回 6月 5日(水)
ミッドウェー海戦の実相とパラダイム・シフトの至難性

第6回 6月19日(水)
マリアナ沖海戦の大敗北と絶対国防圏の崩壊

備考

【教材】
レジュメ資料

講師陣

名前 藤江 昌嗣
肩書き 明治大学副学長・経営学部教授・京都大学博士(経済学)
プロフィール 1978年京都大学経済学部卒業、民間企業勤務後、神戸大学大学院を経て、1984年岩手大学人文社会科学部専任講師、1987年東京農工大学農学部助教授、1992年明治大学助教授、翌年教授、現在に至る。明治大学副学長、戦略研究学会副会長、MOSマネジメント・オブ・サスティナビリティ研究所所長、単著『移転価格税制と地方税還付』(中央経済社)、共著『地域ブランドのコンテクストデザイン』他
名前 杉之尾 宜生
肩書き 軍事史学会理事、元防衛大学校教授、元1等陸佐
プロフィール 防衛大学校応用化学科卒業。陸上自衛隊第7師団戦車大隊、第1師団偵察隊などを経て防衛大学校助教授・教授(「戦史・戦略」)、2001年定年退官。共著:『失敗の本質』(1984)、『戦略の本質』(2004)、『撤退の本質』(2007)、共訳:ブライアン・ボンド『戦史に学ぶ勝利の追求』(2002)、ハリー・サマーズ『アメリカの戦争の仕方』(2002)、単著:『戦略論体系(1)孫子』(2001)、『図解 孫子の兵法がよくわかる』(2009)
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.