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申し込み締切日:2024-01-08 / 日本史:自然科学・環境 / 学内講座コード:240240

気候・環境変動と日本人の20万年史―日本人祖先の歩みと日本社会

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月10日(水)~ 2月28日(水)
講座回数
8回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
27,324円
定員
30
その他
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・古気候・古環境だけでなく人類学、考古学、歴史学などを総合的に理解する。
・人類の遺伝子解析から、祖先の血が現代人と現代社会に引き継がれていることを理解する。
・気候・環境が社会に与えた影響を理解し、気候・環境要素の現代社会への示唆を考える。

【講義概要】
私たちの祖先は20万年前にアフリカに誕生し、6万年前に「出アフリカ」を果たした。ユーラシア大陸を横断し最初の祖先が3万8000年前に日本列島に到達した。本講義では、古気候・古環境 、人類学、考古学、歴史学などの最新知見を盛り込み、日本人の祖先や社会と気候・環境変動との関連を深くかつ広く理解する。「ピロリ菌の出アフリカ」「世界最古の石鏃(せきぞく)は日本製」「三内丸山に出現した天才」「私たちの遺伝子と関係する黄河文明と長江文明の人々」「商人の誕生が促す弥生時代」「japan(漆器)と三角縁神獣鏡の不思議」「日本社会を進化させた大寒冷期」についても最新情報を提示し根拠を示して解説する。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/10(水) 究極の故郷、アフリカの大地から極東への遥かなる旅
第2回 2024/ 1/17(水) 縄文社会の出現と発展
第3回 2024/ 1/24(水) 現代日本人の遺伝子の半分の故郷,中国
第4回 2024/ 1/31(水) 殷(商)王朝の崩壊と「商人」の誕生が促す弥生人の来日
第5回 2024/ 2/ 7(水) 水稲栽培の発展と弥生時代
第6回 2024/ 2/14(水) 温暖・湿潤環境が育む倭国──古墳造営と古代の王朝
第7回 2024/ 2/21(水) 温暖だった貴族政治の時代
第8回 2024/ 2/28(水) 歴史時代にも繰り返す温暖化と寒冷化──過去2万年間の気候と社会の総括

備考

【ご受講に際して】
◆気候・環境について予備知識がなくても受講可能です。
◆講義は過去を対象としますが、現代および将来の気候・環境問題への示唆についても解説します。
◆『気候変動と「日本人」20万年史』(ISBN:9784000615303)の10章の内容を8回に分けて深く理解します。可能ならば事前に読んでこられると、授業の理解度が深まります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 川幡 穂高
肩書き 早稲田大学客員教授、東京大学名誉教授
プロフィール 横浜市生まれ.博士(理学,東京大学).専門分野は,生物地球環境学,古環境学・古気候学.日本地球化学会および日本地球惑星科学連合元会長.早稲田大学や東京大学等で,地球惑星科学などの授業を担当.専門は,生物地球化学をベースとした現代と過去の物質循環研究.現代の炭素循環に関する知見を過去に応用して古気候・古環境学の解析を行う一方,これらを統合して過去から未来への環境変遷の解析を行う.古気候学,人類学,考古学,歴史学を駆使した「気候変動と日本人20万年史」(岩波書店)がある.
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