大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・困難な時代に他者に対してどうすれば寛容でいられるかを考える。
・様々な宗教が共存するインド文化における寛容について学ぶ。
・インド哲学についての理解を深める。

【講義概要】
インド的な精神の特徴として「寛容」ということがよく言われる。インドでは、紀元前500年頃から近年に至るまで様々な宗教が平和的に共存してきた。このような状況は「インド的寛容」と言われる。ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(融和)の重要性が認められる今日の社会で「インド的寛容」から学ぶべきことは多い。この講義では、「インド的寛容」を成り立たせている様々な考え方を、古代から現代に至るまでのインドの宗教や思想のうちから取りだし、そこに示された言説や事例の検討を通じて、今を生きるわれわれにとっての寛容の問題を考えてみたい。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/24(月) インド的寛容ということ
第2回 2023/ 7/31(月) ジャイナ教における寛容
第3回 2023/ 8/ 7(月) ヒンドゥー教における寛容
第4回 2023/ 8/21(月) イスラームとインド的寛容
第5回 2023/ 8/28(月) 現代のヒンドゥー教における寛容
第6回 2023/ 9/ 4(月) ガンディーの精神と寛容の思想

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、9月11日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

◆6/3(土)16:00より本講座の無料体験会を実施します。
◆無料体験会お申し込みはこちらから。https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/60514/

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	赤松 明彦
肩書き	京都大学名誉教授
プロフィール	1953年京都府宇治市生まれ。1981年フランス政府給費留学生としてパリ第3大学第3期博士課程に留学。1983年同大学でインド学の博士号を取得。帰国後京都大学人文科学研究所助手。1987年～2000年九州大学文学研究科助教授、同教授。2001年～2018年京都大学大学院文学研究科教授。その間、2010年4月～10月文学研究科長・学部長。同年10月～2014年9月京都大学理事・副学長。 2018年3月京都大学を定年退職。同年4月～2023年3月京都大学白眉センター長。京都大学名誉教授。著書に、『ヒンドゥー教10講』(岩波新書2021年)、『インド哲学10講』(岩波新書2018年)などがある。