大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・印象派(印象主義)を代表する3人の画家ピサロ、シスレー、カイユボットをじっくり学ぶ/学び直す。
・3人それぞれの絵画の魅力と特徴を理解する。
・印象派の広がりと可能性を考察する。

【講義概要】
印象主義を詳しく学ぶ/学び直す講座の5回目で、今回はピサロ、シスレー、カイユボットを扱います。モネら巨匠に比べて控えめなイメージがあるかもしれませんが、ピサロは全印象派展に出品した唯一の画家にして展覧会をリードした功労者でもあり、シスレーは苦労しながらも生涯穏やかな風景画を描いて最も印象派的と称されるイギリス人画家です。カイユボットは仲間の作品を購入して財政支援をしたほか、それを国家に遺贈して後のオルセー美術館印象派ギャラリーの礎を作るなどコレクターとしての才覚も注目されますが、近年はユニークな構図や艶やかな彩色で人気です。印象派に欠かせない3人の画家の魅力を、近年の研究も踏まえて探ります。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 6(木) ピサロ、シスレー、カイユボットと印象主義
第2回 2023/ 7/13(木) カミーユ・ピサロ1
第3回 2023/ 7/20(木) ピサロ2
第4回 2023/ 7/27(木) アルフレッド・シスレー1
第5回 2023/ 8/ 3(木) シスレー2
第6回 2023/ 8/24(木) ギュスターヴ・カイユボット1
第7回 2023/ 8/31(木) カイユボット2

【ご受講に際して】
◆2022年夏学期「ふたたびの印象主義」の継続講座ですが、初めて印象派を学ぶ方も、これまで多くの作品に触れてこられた方も、どなたでもご受講いただける講座です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	真野 宏子
肩書き	京都情報大学院大学教授
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は、西洋美術史および芸術学。訳書に『エドヴァルト・ムンク』『アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック』(PARCO出版)など。