大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヒンドゥー教の特徴について知る。
・インド思想の思考傾向について理解する。
・最高神のあり方とその理論について考察する。

【講義概要】
ヒンドゥー教は、時代・地域ごとに様々に展開していき、一つの宗教とみなすには困難なほど多様性に富んでいます。その発展の中で、多種多様な思想を包含し、精緻な理論をも築き上げてきました。その中で、タントリズムと呼ばれる宗教概念は最も重要なものの一つです。タントリズムは表面上は呪術的要素と捉えられていたこともありましたが、その背後にあるのは神との一体化という思想です。
この講座では、ヒンドゥー教の特徴として、タントリズムの思想を概観します。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 2/ 9(木) ヒンドゥー教の展開と現実世界の肯定
第2回 2023/ 2/16(木) 宇宙の根源力としての女神
第3回 2023/ 3/ 2(木) イメージ、シンボル、行法
第4回 2023/ 3/ 9(木) ヨーガの思想と変容

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	三澤 祐嗣
肩書き	東洋大学東洋学研究所客員研究員
プロフィール	東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程修了。東洋大学、東海大学、早稲田大学、朝日カルチャーセンター横浜校で非常勤講師を勤める。専門はインド哲学、ヒンドゥー教。研究論文「インド思想における世界構成原理の研究―サーンキヤ思想を中心として」など。