講座詳細情報
申し込み締切日:2023-02-01 / 世界史 / 学内講座コード:240312
ヨーロッパの人種主義と歴史認識―フランス植民地史の視角から
- 開催日
- 2月 3日(金)~ 2月24日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,662円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・「人種」や「人種主義」について理解を深める。
・近代国家の形成に伴う排除の問題を考える。
・現代社会における差別や歴史への向き合い方を探究する。
【講義概要】
人種主義(人種差別)は、今日の世界で大きな問題として認識されている。日本においても大まかな人種分類や、その序列化は知られるところであろう。そうした分類や序列に象徴される今日の人種概念は、大航海時代以降のヨーロッパで徐々に体系化されてきた。つまり人種の体系は、ヨーロッパによる他地域の植民地支配の歴史と手を携えて作りあげられたといえる。本講座ではそうした大きな枠の形成をたどり、人種がいかに社会的に構築されてきたのかを概観する。またフランスを事例にとり、人種主義が今日、いかなる形で表出しているか、植民地主義という負の過去にどのように向き合っているのかを考える。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 2/ 3(金) ヨーロッパにおける人種主義と人種の構築性
第2回 2023/ 2/10(金) 人種主義とナショナリズム――フランスの事例から
第3回 2023/ 2/17(金) 「移民社会」の形成と人種主義・植民地主義
第4回 2023/ 2/24(金) 現代社会の隘路――シャルリ・エブド襲撃事件を通して考える
・「人種」や「人種主義」について理解を深める。
・近代国家の形成に伴う排除の問題を考える。
・現代社会における差別や歴史への向き合い方を探究する。
【講義概要】
人種主義(人種差別)は、今日の世界で大きな問題として認識されている。日本においても大まかな人種分類や、その序列化は知られるところであろう。そうした分類や序列に象徴される今日の人種概念は、大航海時代以降のヨーロッパで徐々に体系化されてきた。つまり人種の体系は、ヨーロッパによる他地域の植民地支配の歴史と手を携えて作りあげられたといえる。本講座ではそうした大きな枠の形成をたどり、人種がいかに社会的に構築されてきたのかを概観する。またフランスを事例にとり、人種主義が今日、いかなる形で表出しているか、植民地主義という負の過去にどのように向き合っているのかを考える。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 2/ 3(金) ヨーロッパにおける人種主義と人種の構築性
第2回 2023/ 2/10(金) 人種主義とナショナリズム――フランスの事例から
第3回 2023/ 2/17(金) 「移民社会」の形成と人種主義・植民地主義
第4回 2023/ 2/24(金) 現代社会の隘路――シャルリ・エブド襲撃事件を通して考える
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は3月3日を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合の補講日は3月3日を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 平野 千果子 |
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肩書き | 武蔵大学教授 |
プロフィール | 東京都生まれ。博士(地域研究、上智大学)。専門分野はフランス植民地史。大学ではヨーロッパの対外交流の歴史を講義。ゼミでは人種やジェンダーをテーマとしている。主要著作には『人種主義の歴史』(岩波新書)、『フランス植民地主義と歴史認識』(岩波書店)などがある。 |