大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・中国古代史の大きな流れを理解する。
・故事成語を学ぶ。
・中国文化に対する理解を深める。

【講義概要】
本概説では、おもに中国史を軸とする東アジア史全般について、最新の学界動向をふまえつつ検討する。そのさいに、ヴィジュアルな授業を心がけ、各時代・各地域の遺跡や遺物の写真を数多く紹介するつもりである。また経済学・文化人類学・社会学の成果をも随時援用する。これらを通じて受講生の皆さんには、中国通史を学習するのみならず、ものごとを多角的に考察する目も養ってもらいたい。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 8(金) 伝説の夏王朝と謎の殷王朝
第2回 2022/ 4/15(金) 殷王朝の基本構造
第3回 2022/ 4/22(金) 殷周革命と宝貝文化
第4回 2022/ 5/ 6(金) 西周冊命儀礼と封建社会
第5回 2022/ 5/13(金) 春秋戦国時代と諸子百家
第6回 2022/ 5/20(金) 春秋五霸
第7回 2022/ 5/27(金) 戦国七雄
第8回 2022/ 6/ 3(金) 合従連衡と秦の強大化
第9回 2022/ 6/10(金) 出土文字資料の衝撃
第10回 2022/ 6/17(金) 秦の始皇帝

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	柿沼 陽平
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	1980年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。中国古代史を中心に、殷代甲骨文、始皇帝、『三国志』、シルクロードまで幅広く研究を展開している。一般向けの著書に、『劉備と諸葛亮:カネ勘定でみる『三国志』』(文藝春秋、2018年)、『古代中国の24時間』(中央公論新社、2021年)などがある。