大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・西田幾多郎の哲学について理解する。
・日本の哲学の流れの概略を把握する。

【講義概要】
西田幾多郎の哲学から始まる「京都学派」の流れについて分かりやすく解説します。そこでは西洋哲学の単なる模倣ではなく、日本の伝統思想に基づいた独自の思索が展開されました。その底に流れる「無」の哲学は、現代においても大きな意義をもったものと思われます。西田の「無の場所」、田辺の「絶対媒介」、九鬼周造の「偶然性」、三木清の「構想力」など、それぞれの哲学者の思想を追いながら、日本の哲学の魅力をご紹介します。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 9/29(水) 西田幾多郎の哲学（1）
第2回 2021/10/ 6(水) 西田幾多郎の哲学（2）
第3回 2021/10/13(水) 田辺元の哲学（1）
第4回 2021/10/27(水) 田辺元の哲学（2）
第5回 2021/11/10(水) 九鬼周造の哲学（1）
第6回 2021/11/24(水) 九鬼周造の哲学（2）
第7回 2021/12/ 1(水) 三木清の哲学（1）
第8回 2021/12/ 8(水) 三木清の哲学（2）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	田中 久文
肩書き	日本女子大学名誉教授
プロフィール	1952年生まれ。1976年東京大学文学部倫理学科卒業。1983年同大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。文学博士（東京大学）。専門分野は日本近代哲学。主な著書に『日本の哲学をよむ』（ちくま学芸文庫）、『丸山眞男をよみなおす』（講談社選書メチエ）、『象徴天皇を哲学する』（青土社）、『近代日本思想選　九鬼周造』（ちくま学芸文庫）、『西田幾多郎』（作品社）