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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-22 / 経済 / 学内講座コード:330715

ゼロ金利のメッセージとポスト近代社会の課題 国民国家から皇帝なき帝国の時代へ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月24日(木)~11月28日(木)
講座回数
6回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
17,820円
定員
54
その他
ビジター価格 20,493円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・現在起きている「例外状況」(その代表例がゼロ金利)の原因を理解することができる。
・その「例外状況」は近代にとって想定外なことであるので、ポスト近代社会の姿を予想することができる。
・米中新冷戦の背景を探ると、21世紀は「帝国の時代」となることが理解できる。

【講義概要】
マイナス金利は日本とドイツで実現し、ケインズのいう「金利生活者(資本家)の安楽死」となり、流血を伴わない社会改革、すなわち大幅に労働時間を減らして人間はいかにいきるべきかに時間をさくことができるはずであった。しかし、現実には労働時間は一向に減らず、「ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)」が跋扈し、リストラの嵐は止まない。資本主義が誕生した「中世の秋」における資本家はもとをたどればギャングあるいは海賊であった。現在のヘッジファンドやGAFAは節税とROE(自己資本利益率)の向上に励み、国民国家のことは顧みない。こうした状況下で我々個々人はどう対処すべきかを講義したい。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/24(木) ゼロ金利が発するメッセージとはなにか:ゼロ金利とは生産力が「過剰・飽満・過多」になったことを意味する
第2回 2019/10/31(木) 世界史とは「蒐集」(コレクション)の歴史である :貨幣ないし資本を過剰に蒐集すればするほど、中間層が没落する→トランプ現象
第3回 2019/11/ 7(木) マルクスは一度死んで蘇える:ソビエト連邦の解体でマルクス経済学は死んだが、この30年間でマルクスが指摘した現象が起きている
第4回 2019/11/14(木) 米中新冷戦の背景にあるもの:21世紀の「世界帝国」は中国か、アメリカかの戦い
第5回 2019/11/21(木) エネルギー問題と近代社会:「より遠く、より速く、より合理的に」から「より近く、よりゆっくり、より寛容に」へ向かう道
第6回 2019/11/28(木) 日本の課題:1000兆円を超える国家債務をソフトランディングさせる手段を財政・金融・エネルギーから考える

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 水野 和夫
肩書き 法政大学教授
プロフィール 愛知県生まれ。博士(経済学)。専門分野はマクロ経済学。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1980八千代証券入社-2010)、内閣府大臣官房審議官(2010)、内閣官房内閣審議(2011)、日本大学教授(2012-15)、法政大学教授(2016-現在)。著書に『100年デフレ』(2003)、『終わりなき危機』(2011)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(2014)などがある。
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