大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・臨床系領域(健康心理学、犯罪心理学、臨床心理学)から、心理臨床の基礎を学ぶ
・人の行動をありのままに観察する態度を養う

【講義概要】
オムニバス形式であるので講義全体の背景について述べる。人が居るところに心理学があり、人間関係・社会関係は臨床心理学の世界である。生物的―心理的―社会的存在と言われるヒト・人間は、心身(身心)であり、自他の関係性であり、感情・情動・理性・文化コードがせめぎ合う場にいる。そのような前提の中で、4名の専門家が心理臨床の様々な面から話題を提供する。受講者には、自身を振り返り、豊かな心身生活に資するよう、健康心理学、犯罪心理学、臨床心理学からの講義になる。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 5(土) 健康心理学(1)―健康心理学の歴史と役割
第2回 2019/10/12(土) 健康心理学(2)―身心の病気と健康
第3回 2019/10/19(土) 健康心理学(3)―心の痛み・体の痛み
第4回 2019/10/26(土) 非行と犯罪(1)―加害者の心理
第5回 2019/11/ 9(土) 非行と犯罪(2)―加害者への働きかけ
第6回 2019/11/16(土) 非行と犯罪(3)―犯罪被害者
第7回 2019/11/23(土) 臨床心理学(1)―臨床心理学とは
第8回 2019/11/30(土) 臨床心理学(2)―精神分析的アプローチ
第9回 2019/12/ 7(土) 臨床心理学(3)―認知行動アプローチ：行動療法
第10回 2019/12/14(土) 臨床心理学(4)―認知行動アプローチ：認知行動療法

【テキスト・参考図書】
参考図書
『薬物離脱ワークブック』（金剛出版）（ISBN:978-4772415767）
『カウンセリングと精神療法』（培風館）（ISBN:978-4563056230）
『困っている子を支援する6つのステップ―問題行動解決のためのLSCI（生活空間危機介入）プログラム―』（明石書店）（ISBN:978-4750332116）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石井 康智
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門分野：生理心理学、健康心理学、身体心理学領域。論文・著書等：「パラ睡眠と皮膚電位活動」、「外国における東洋的行法に関する最近の諸研究」、「医師橋本敬三の生命観と操体法」、『瞑想の心理学』(分担訳：川島書店)など。

名前	藤野 京子
肩書き	早稲田大学教授、臨床心理士
プロフィール	早稲田大学第一文学部、同大学院文学研究科修士課程、テキサス州立サム・ヒューストン大学刑事司法学部修士課程を修了。法務省で心理職として18年勤務。訳書に『アンガーマネジメント11の方法』(ポッターエフロン夫妻著、金剛出版)、著書に『困っている子を支援する6つのステップ』(明石書店)がある。

名前	中村 玲子
肩書き	早稲田大学・桜美林大学講師、臨床心理士
プロフィール	神奈川県出身。博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学文学研究科博士後期課程心理学専攻単位取得退学。臨床心理士・精神保健福祉士。専門分野は教育心理学、学校ソーシャルワーク。主な研究内容は、いじめの抑止を目的とした心理教育的プログラムの開発とその効果の検討である。

名前	前川 真奈美
肩書き	早稲田大学・実践女子大学他講師、公認心理師
プロフィール	早稲田大学第一文学部で心理学を専攻、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。公認心理師。専門分野は臨床心理学、マインドフルネス。