大学公開講座のセカンドアカデミー

【講義概要】
「帝国陸海軍」の建軍から崩壊に至る歴史を兵士の視点を重視しながら見直してみたいと思います。その際、アジア・太平洋戦争における苛酷な戦場の実態を明らかにしたうえで、悲劇の原因を歴史を遡る形で明らかにするつもりです。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/17(水) 日中戦争の行き詰まりからアジア・太平洋戦争の開戦へ
第2回 2019/ 4/24(水) アジア・太平洋戦争の戦場と日本軍兵士
第3回 2019/ 5/ 8(水) 明治憲法体制の特質
第4回 2019/ 5/22(水) 日本の近代化と兵士
第5回 2019/ 6/ 5(水) 大正デモクラシーの展開とその限界
第6回 2019/ 6/19(水) 軍部の政治的進出と明治憲法体制の変質

【テキスト・参考図書】
参考図書
『日本の軍隊 ― 兵士たちの近代史』（岩波新書）（ISBN:978-4004308164）
『日本軍兵士 ― アジア・太平洋戦争の現実』（中公新書）（ISBN:978-4121024657）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	吉田 裕
肩書き	一橋大学特任教授
プロフィール	一橋大学社会学部専任講師、助教授、教授をへて現職、日本近現代政治史・軍事史専攻。代表的著作として『昭和天皇の終戦史』(岩波新書、1992年)、『アジア・太平洋戦争』(岩波新書、2007年)、『兵士たちの戦後史』(岩波書店、2011年)、『現代歴史学と軍事史研究』(校倉書房、2012年)などがある。