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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-05-07 / 日本史 / 学内講座コード:310201

伊勢神宮とは何か ― その変遷から日本史を見る

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月9日(木)~6日(木)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
40
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・伊勢神宮はいつ、誰によって、何のために、どのように創始されたかを知る。
・伊勢神宮には、なぜ内宮と外宮があるかを知る。
・伊勢神宮の社殿は、20年に1回、寸分違わず造り替える式年遷宮によって古代のままかを知る。
・アマテラスの神話は、式年遷宮の始まりとどう関係しているかを知る。
・式年遷宮は天皇制とこの国のありように、どのような影響を与えたかを知る。

【講義概要】
皇室の祖先神を祭る伊勢神宮は神社の頂点に君臨し、6年前には62回目の式年遷宮が行われました。いっぽう不思議なことに、明治になるまで公式に天皇自身が参拝することはありませんでした。
伊勢神宮とは、天皇にとって、この国にとって、一体どのような存在なのでしょう。
伊勢神宮はどのように生まれ、どのような歴史をたどり、どのような影響をこの国に与えてきたのでしょう?
残念ながら私たちは学校でそのような話を全く聞いたことがありません。この講義では先入観を排して、事実を探索します。20年に1回、社殿を造り替える式年遷宮の営みを、いわば歴史を測る目盛りと見なし、そこから、この国の歴史を見直します。天皇制の成り立つプロセスとこの国の特性とが、具体的に浮かび上がってくることでしょう。知っているようで意外と知らない、伊勢神宮の歴史を紐解くことで、この国の歴史が新しく鮮やかに見えてくるに違いありません。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 5/ 9(木) 神祭りの流れの中で ― 自然信仰と祖先信仰 / 伊勢神宮の二つの御神体 ― 心御柱と神鏡
第2回 2019/ 5/16(木) なぜ伊勢神宮には内宮と外宮があるのか / アマテラスは密教の最高存在、大日如来か / 内宮と「闘っていた」外宮
第3回 2019/ 5/23(木) 社殿の形は最初のままか / 内宮と外宮の建築を比較する / そもそも式年遷宮とは
第4回 2019/ 5/30(木) 20年に1回は本当か、式年遷宮によって成長・変化した伊勢神宮の建築 / 現在と違う社殿配置が304年間も続いた
第5回 2019/ 6/ 6(木) 現人神を実現した式年遷宮 ― 古代「律令天皇制」国家へ / 式年遷宮に合わせた明治憲法の発布 ― 近代「立憲君主制」国家へ

備考

【ご受講に際して】
◆伊勢神宮に関して初心者のかたでも十分ご理解いただけるよう、ゼロから丁寧に講義します。質問は大歓迎です。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『伊勢神宮と天皇の謎』(文春新書)(ISBN:978-4166609086)武澤秀一 著
参考図書
『伊勢神宮の謎を解く』(ちくま新書)(ISBN:978-4480065995)武澤秀一 著
『建築から見た日本古代史』(ちくま新書)(ISBN:978-4480069566)武澤秀一 著

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 武澤 秀一
肩書き 一級建築士、著述家
プロフィール 一級建築士 / 博士(工学、東京大学)。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院を中退し同大学助手。その後、設計事務所を主宰し、東京大学、法政大学、武蔵野美術大学、放送大学で講師を歴任。建築が政治や宗教を牽引してきたことに着目して現在、著作に専念。著書に『法隆寺の謎を解く』『伊勢神宮の謎を解く』『建築から見た日本古代史』(以上、ちくま新書)、『伊勢神宮と天皇の謎』(文春新書)、『空海 塔のコスモロジー』(春秋社)等。
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