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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-23 / 文学:法務 / 学内講座コード:310123

社会人のための必修教養講座 『源氏物語』との出会い方

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月25日(木)~6月20日(木)
講座回数
6回
時間
19:00~20:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
24
その他
ビジター価格 20,120円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・平安時代の風俗や暮らしや感性などを理解し想像しながら読む。
・和歌や引歌、語りなど、この時代のこの文章だから表現できる豊かさを味わう。
・時代が違うからこその考え、時代が違っても同じ心の両方を考える。

【講義概要】
『源氏物語』ってどう読むのだろう。そんな疑問に可能な限り応えられる講座にしたいと思っています。とはいえ、何年も読んでいるのに、私自身わからいことがたくさんあります。また研究者にとっては当たり前なことに、大事なことが隠れている場合もあります。その意味でも、受講生の皆さんの疑問にお答えしつつ読んでいきたいと思います。
名場面を中心に、桐壺巻から読んでいきますが、『源氏物語』の場合、前後の文脈も大事です。光源氏が誕生してから、更衣の詳しい話になるのですが、これはこの順で語る必然的な意味があるのです。ということで、場面の脈絡をよく考えながら読んでゆきます。
また桐壺巻は『源氏物語』の最初の巻ですが、最初に書かれたわけではないようです。読み切り短編のように若紫巻などが書かれたあと、『源氏物語』を長編としてまとめるべく、あとから首巻として据えられたらしい。そんな全体の構造にも目配りしながら、装束や慣習、また『源氏物語』が意識している歴史などにも、現在の研究でわかっていることをお話ししたいと思います。
『源氏物語』の面白さは、何回も読み直すほどに、新たな発見があることです。『源氏物語』が語りかけてくれる古さの妙と新しさの愉しみを、味わっていきたいと思います。

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『源氏物語(一)桐壺 ― 末摘花』(岩波文庫)(ISBN:978-4003510155)
参考図書
『源氏物語図典』(小学館)(ISBN:978-4093620611)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 今井 久代
肩書き 東京女子大学教授
プロフィール 博士(文学、東京大学)。専門分野は日本中古文学。第4回紫式部学術賞受賞。刊行中の『源氏物語』(岩波文庫)の編集協力(注釈の見直し)。著書に『源氏物語構造論 ― 作中人物の動態をめぐって』、共著に『源氏物語 煌めくことばの世界II』『知の遺産シリーズ(5) 宇治十帖の新世界』等がある。
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