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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-07 / その他教養 / 学内講座コード:110713

地球大気環境の変遷 地球誕生から現在まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月9日(火)~6月18日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・46億年前の地球誕生期の大気組成では90%以上は二酸化炭素であったことを知る。
・その大気がいくつかの段階を経て現在のCO2濃度の0.036%まで急減した理由を知る。
・急減した各段階においては、地球のみに存在する水が決定的な役割を果たしたことを理解する。金星や火星には水は無い。
・地球温暖化現象と大気中のCO2濃度との関係を検討する。氷期~間氷期の発生メカニズムを理解する。

【講義概要】
我々は今、大気中の二酸化炭素の増加によって温暖化の危機に瀕しています。この温暖化は大気中の二酸化炭素の増加に伴う海水温の上昇による異常気象を引き起こし、九州地方や岡山県、広島市など、各地の集中豪雨を発生させました。また「エルニーニョが発生した年は日本では冷夏とその後の暖冬」というパターンは崩れ、日本では猛暑となりました。しかし地球温暖化をもたらす二酸化炭素の大気中の量はほんのわずかです。しかしそのほんのわずかな二酸化炭素の、更にほんのわずかの増加が人類にとっての危機なのですが、実は46億年前、地球が誕生したばかりの大気には、90%をはるかに超える大量の二酸化炭素が大気中にあったのです。当時の大気の状況は、我々地球の兄弟星である金星と火星に現在も残されています。ではなぜ、どのようにして大気中の二酸化炭素は激減したのでしょうか?この謎を解き明かすことは、実はなぜ、地球だけが豊富な水に恵まれた惑星となったのか?またなぜ、地球だけが人類が棲める惑星になったのか?という疑問に答えることでもあります。太陽系のみならず、銀河系全体でみても、奇跡としか思えないような地球の歴史を紐解いてみたいと思います。講義内容は2018年度とほぼ同じですが、今年度も重要なエネルギー資源であり、かつ二酸化炭素増加の元凶でもある石油・石炭についてやや詳しく講義します。講義では講義資料集(約80ページ)を使い、パワーポイントも多用します。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/ 9(火) 地球型惑星の誕生
第2回 2019/ 4/16(火) 金星と火星の大気組成
第3回 2019/ 4/23(火) 水の働きによる二酸化炭素の減少
第4回 2019/ 5/ 7(火) ラン藻の出現と縞状鉄鉱床の形成
第5回 2019/ 5/14(火) サンゴ礁の形成と陸上植物の出現
第6回 2019/ 5/21(火) 白亜紀とLPTMに起こった地球温暖化
第7回 2019/ 5/28(火) 地球史上のいくつかの大事件
第8回 2019/ 6/ 4(火) ミランコビッチサイクル(繰り返される氷期と間氷期)
第9回 2019/ 6/11(火) エルニーニョとラニーニャ(テレコネクションの概念)
第10回 2019/ 6/18(火) 現在と未来の地球大気の二酸化炭素

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 八木下 晃司
肩書き 元岩手大学教授、元放送大学講師
プロフィール 1985年、トロント大学大学院博士課程修了。Ph.D。専攻は地質学、堆積学、地球史学。学位論文ではカナダ西海岸の中生代白亜紀の地層を研究、帰国後は東北地方太平洋岸の同じく白亜紀の地層の研究に従事。元岩手大学教授、元放送大学講師。主な著作『岩相解析および堆積構造(増補・改訂版)』(古今書院)、『堆積岩石学の概要』(NSK出版)。
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