大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・日本列島の地震・津波災害について、地域的な特徴やメカニズムについて理解する。
・日本列島の活断層や地震活動の特徴を、その形成プロセスから理解する。
・日本列島周辺で発生する被害地震の長期予測の現状と方法について理解する。

【講義概要】
日本列島周辺で発生する大規模な被害地震は、アジア大陸から分離した日本列島の形成プロセスと深く結びついています。日本列島の形成過程についての最新の成果を紹介するとともに、日本列島周辺のプレート境界で発生する巨大地震と陸側プレートで発生する被害地震・活断層の特徴、地震発生のメカニズムについてお話します。さらに地震・津波災害の実態と、今後、数10年間の長期予測についても解説します。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/20(土) 地震・津波災害
第2回 2018/10/27(土) 北日本の地震とテクトニクス
第3回 2018/11/10(土) 関東地域の地震とテクトニクス
第4回 2018/11/17(土) 西南日本・南西諸島の地震とテクトニクス
第5回 2018/11/24(土) 日本列島周辺で発生する地震の長期予測

【ご受講に際して】
◆春学期の「活断層と日本列島 ― 形成プロセスと地震の特徴 ―」の続編ですが、独立した講座として、受講いただけます。
◆参考図書『巨大地震はなぜ連鎖するのか ― 活断層と日本列島』は、講義内では参照しませんが、事前にご一読いただくとより理解が深まります。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『巨大地震はなぜ連鎖するのか ― 活断層と日本列島』（NHK出版新書）（ISBN:978-4140884911）佐藤比呂志 著

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	佐藤 比呂志
肩書き	東京大学地震研究所教授
プロフィール	1955年仙台生まれ。東北大学理学部卒業後、同大学院理学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(理学、東北大学)。専門分野は、構造地質学・アクティブテクトニクス。著者に『巨大地震はなぜ連鎖するのか ― 活断層と日本列島』(NHK出版)などがある。