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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-02 / 日本史 / 学内講座コード:330217

中野を本拠とした4つのインテリジェンス学校を考える 陸軍中野学校、陸軍憲兵学校、大川塾、蔽之館

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(木)~10月25日(木)
講座回数
4回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
24
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
インテリジェンスのメッカに中野はなぜなったのか。偶然か必然か。これほど発祥地が集中するのは世界でも珍しい。しかもいずれの学校も現代的な意義をもつ目的を持っていた。秘密を維持しやすく、土地に余裕があり、中央との連絡が至便な地である中野が注目された理由を探る。

【講義概要】
「4つの中野学校」いずれもが1930年代に中野に誕生した。日本、いや世界に誇りうる軍、政府の秘密要員養成所の集積地である。敗戦とともに短期間で消滅したが、本講義の担当者が近年発掘した資料に基づいて、その足跡が客観的に分析できるようになった。各校の歴史を簡潔に説明し、第2次大戦で果たした役割を図解や写真で概説する。学校が教えるのはスパイ、諜報だけではなかった。そこでは知性、聡明、情報という広義のインテリジェンスも扱っていた。各校が中野区の誇りうる歴史遺産であることを説明したい。国際的な緊張のなかで独自のインテリジェンスの方向を確立すべき現在の日本で、4校のユニークな足跡から学ぶべき点が多い。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 4(木) 陸軍中野学校はアジア、太平洋の前線でユニークな活動を行った2300名の秘密戦工作員を組織的に養成した。中野北口の広い敷地でなされた教育の実態を説明する。
第2回 2018/10/11(木) 陸軍憲兵学校は国内だけでなく、各戦地で陸軍の兵員を統率するエリートを養成した。また外国からのインテリジェンス工作を摘発し、防衛する工作専門員を教育した。
第3回 2018/10/18(木) 中野区鷺宮に設立された満鉄東亜調査局付属研究所は創設者大川周明にちなんで大川塾と呼ばれる。卒業生は主にビルマ・インドの前線で通訳、情報員として活躍した。
第4回 2018/10/25(木) 主として米本土から呼び寄せられた日系2世が東中野の外務省施設で国際情報分析やVOAなどのラジオ傍受の教育を受けた。蔽之館に集った彼らは戦後ラジオプレス社を設立した。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 山本 武利
肩書き 早稲田大学名誉教授、一橋大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学20世紀メディア研究所顧問、NPO法人インテリジェンス研究所所長。メディア史・インテリジェンス史・プロパガンダ研究。主著に、『占領期メディア分析』(法政大学出版局)、『特務機関の謀略 ― 諜報とインパール作戦』(吉川弘文館)、『ブラック・プロパガンダ ― 謀略のラジオ』(岩波書店)、『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波書店)、『陸軍中野学校―「秘密工作員」養成機関の実像』 (筑摩書房)等多数。
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