大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・五世紀の日本と東アジアの国際環境を理解する。
・謎が多い倭の五王の対外関係を中国・朝鮮諸国の双方から見渡す。
・五世紀の東アジアにおける国家形成の動向をふまえる。

【講義概要】
ヤマト政権が形成される5世紀の日本列島には、倭の五王と呼ばれる讃・珍・済・興・武の5人の王が現れます。彼らは邪馬台国以来百数十年ぶりに中国と外交を行い、積極的に国際社会に関与しました。当時の東アジアは動乱の時代であり、中国南北朝の対立、朝鮮半島の抗争など国際関係は大きく変動していました。倭の五王と国際世界の関りから5世紀の古代日本の実態を検討します。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 4(木) 倭の五王の登場
第2回 2018/11/ 1(木) 分裂する中国と東アジア
第3回 2018/11/29(木) 高句麗と百済の対立と倭国
第4回 2018/12/ 6(木) 倭の五王の行方

【テキスト・参考図書】
参考図書
『倭の五王 ― 王位継承と五世紀の東アジア』（中公新書）（ISBN:978-4121024701）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	河内 春人
肩書き	関東学院大学准教授
プロフィール	1970年東京生まれ。明治大学大学院博士後期課程退学。博士(史学、明治大学)。専門分野は、日本古代史、東アジア交流史。著書に、『東アジア交流史のなかの遣唐使』(汲古書院)、『日本古代君主号の研究』(八木書店)、『倭の五王』(中公新書)、『日本書紀の誕生』(編著、八木書店)など。