大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・室町時代を代表する仏典を読み解きます。
・ふつうの仏教史ではとりあげられない書物をとりあげます。
・仏教書でなくても、当時の仏教がよくわかる書物もとりあげます。

【講義概要】
室町時代は、能・狂言・茶道・香道・連句（俳句の起源）など、今につづく古典文化を生みました。じつはその背景に仏教がありました。また仏教がひろく民衆の間に広まり、一部は一向一揆や法華一揆のような、暴力をともなう政治運動を生み出した時代でもあります。また末期になれば、キリスト教も到来しました。本講座では、この時代を代表する仏典、ならびに仏典ではないものの、この時代を象徴する書物をとりあげ、その「さわり」から、日本仏教の本質を読み解いていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/11(水) 二条『とはずがたり』（1）
第2回 2018/ 4/18(水) 二条『とはずがたり』（2）
第3回 2018/ 4/25(水) 世阿弥『風姿花伝』
第4回 2018/ 5/ 9(水) 『五山文学』の世界（1）
第5回 2018/ 5/16(水) 『五山文学』の世界（2）
第6回 2018/ 5/23(水) 『秋夜長物語』
第7回 2018/ 5/30(水) 一休『狂雲集』
第8回 2018/ 6/ 6(水) 『蓮如文集』
第9回 2018/ 6/13(水) 『日親文集』
第10回 2018/ 6/20(水) 『どちりなきりしたん』

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	正木 晃
肩書き	慶応義塾大学講師
プロフィール	1953年、神奈川県小田原市生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。専門は宗教学(日本仏教・チベット仏教)。文献研究に留まらず、現地調査を実施しチベット・ヒマラヤ地域の調査は20回に及ぶ。また修験道の修行も実践。布教現場の役に立つ仏教学を志向。著作は『再興!日本仏教』、『現代日本語訳　法華経』など多数。