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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-01-28 / 日本史 / 学内講座コード:340203

古代の女性官僚 採用から引退まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月30日(火)~ 2月27日(火)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・わが国が、倭国から律令国家「日本」へと大きく舵を切った時代、宮廷では、男性の官人とともに女官たちも活躍し、新しい国づくりに向けて役割を果たしていました。しかし、その実態は、あまり知られていません。古代の史料は少ないですが、残された史料を手がかりに、女官の実態と役割をみていきたいと思います。
・古代の日本で女官が活躍した下地はなんだったのでしょうか。その理由も考えたいと思います。

【講義概要】
はかなげな美女の集まりとイメージされがちな古代女官ですが、じつは彼女たちは、一族の期待を背負って出仕した、いわばキャリアウーマンでした。講義では、采女も含めた、大化前代の女性の王宮出仕の意味をまず考えます。さらに、大化前代以来の女性と政治の関わり方を踏まえながらつくられた、律令国家の女官の実態をみていきます。出仕のルートと選抜方法、日常業務、勤務評定と出世の関係、俸給、辞職・解官・在職死などの引退の様相まで、考えていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 1/30(火) 臣(おみ)のヲトメ:『日本書紀』『古事記』に登場する「臣のヲトメ」。彼女たちの出自と役割は何だったのでしょうか。
第2回 2018/ 2/ 6(火) 女官への道:地方豪族女性の出仕も狭き門でした。どんな女性が女官に選ばれたのかをみていきましょう。
第3回 2018/ 2/13(火) 女官の仕事:彼女たちのもっとも重視された仕事は、天皇の政務をすぐそばで支えることでした。具体像を考えたいと思います。
第4回 2018/ 2/20(火) 女官の勤務評定と出世・俸給:勤務評定は、宮仕えする身には大きな関心事です。平安時代初期の法律家の解説書を紐解いてみましょう。
第5回 2018/ 2/27(火) 女官の引退:歴史書には、辞職・解官・在職死など、女官の最後がさまざまに記録されています。数人にスポットをあててみていきます。

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『古代の女性官僚』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642057905)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 伊集院 葉子
肩書き 専修大学講師、川村学園女子大学講師
プロフィール 1959年岩手生まれ。千葉大学教育学部卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(歴史学)。専門分野は、日本古代史、女官制度。著書に『古代の女性官僚』『日本古代女官の研究』(以上、吉川弘文館)のほか、『平安朝の女性と政治文化』(共著、明石書店)など。2015年第30回女性史青山なを賞受賞。
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