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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-01 / 日本史 / 学内講座コード:330205

日本中世史講義 ― 鎌倉時代を考える 武士の登場から幕府の安定まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(火)~12月 5日(火)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
54
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
鎌倉時代を分かりやすく、ただし従来とは異なる独自の視点として、下記の2点の方法を用いて解説していきます。
I、歴史の「構造」を重視します。
II、唯物史観が排除した物語の復権を図ります。

【講義概要】
第1回「保元・平治の乱と平家政権」
長きにわたって貴族に仕えていた武士は、自らが持つ「軍事力」の価値を認識し始め、やがて平清盛の主導のもとで初めての軍事政権を作ります。
第2回「源平の戦い」
学術用語では「治承・寿永の内乱」とよぶ大乱は、どう理解すべきでしょうか。単純な「源氏と平家の戦い」の図式を乗り越えてみましょう。
第3回「武士政権の成立」
武士とはどういう存在であったのか。彼らは何を期待して源頼朝とのあいだに主従の関係を築いたのか。将軍とは何なのか。それらの疑問に簡潔な応答を用意します。
第4回「法然出現のインパクト」
南無阿弥陀仏と唱えただけで極楽に往生できる。この簡単な教えはどうして民衆に浸透していったのか。従来の仏教と比較して検討します。
第5回「歴史理論の再認識」
歴史学はこの時期の国家のかたちを理解するために、二つのモデルを用意しました。この二つ、「権門体制論」と「東国国家論」について学んでみましょう。
第6回「頼朝亡き後の内乱と北条氏」
リーダーを失った武士たちは、陰惨な権力闘争を始めます。梶原・比企・畠山などの有力武士が滅亡し、政子を擁する北条氏が台頭します。
第7回「源氏一門平賀氏を例として」
平賀・大内氏は源氏の一門の中でも、足利氏を超える最上位の存在でした。その足跡を明らかにしながら、鎌倉武士のありように迫ります。
第8回「後鳥羽上皇と朝廷の動向」
後鳥羽上皇は歴代でも随一の能力を有する君主でした。上皇はどのような統治を行ったのでしょうか。文化を重視しながら探ります。
第9回「古文書の世界を覗いてみよう」
歴史研究に古文書の解読は欠かすことができません。朝廷と幕府は、当時、どのような文書を用いていたのでしょうか。様式に注目しましょう。
第10回「幕府と朝廷の戦い」
後鳥羽上皇は鎌倉幕府を倒すために承久の乱を起こします。日本の歴史の中で唯一、「朝敵」が勝利したこの戦いの意味について考えてみましょう。

備考

【ご受講に際して】
◆予習は必要ありません。気楽にお聞きください。質問は大歓迎です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 本郷 和人
肩書き 東京大学教授
プロフィール 1960年東京都生まれ。東京大学文学部・同大学院で日本中世史を学ぶ。専攻は中世政治史と古文書学。東京大学史料編纂所の助手・助教授を経て、現在同教授。著書に『名将の言葉: 乱世を生き抜く101の奥義』(新潮文庫)、『天皇はなぜ万世一系なのか』(文春新書)など多数。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」で時代考証を担当。
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