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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-01 / 経済:その他教養 / 学内講座コード:130707

「金」にまつわる金融論 「金」は「廃貨」のはずだったのに、最近はなぜか再び「拝貨」の対象に

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(火)~12月 5日(火)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
20
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・「金」は長い人間の歴史において重要な役割を果たしてきました。しかし、1971年には「金」と「米ドル」との交換が停止され、金融の表舞台を退くこととなりました。その後、揺れ動く世界経済の中で「不死鳥」のようによみがえってきています。また、1970年代「金」1オンスは35米ドルだったのが、2008年のリーマン・ショックの年には1000米ドル台を突破、現在は1200~1300米ドル。このような「金」を歴史の流れの中で捉えるとともに、現在の「金」の復帰とその役割について理解を深めます。
・同時に、今日におけるさまざまな「金投資」を含む「金」取引の理解を目指します。

【講義概要】
砂金や鉱脈から得られた「金」は、地下から姿を現し再び地下に還ると皮肉られましたが、その多くは俗世に舞い戻り、悲喜こもごもの世界を繰り広げています。「金」を巡るさまざまな歴史上の話を取り上げるとともに、近代の「金本位制」において国際金融の主役となった背景とその後の「金」の機能を議論します。今流行のビットコインの価格は「金」以上に急上昇する気配を見せていますが、見捨てられれば「紙屑」にすらなりえません。「金」の場合は・・・というような問題にも触れます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 3(火) 「金」とは
第2回 2017/10/10(火) 古代の「金」から近・現代における「金」へ
第3回 2017/10/17(火) 資産なのか決済手段なのか
第4回 2017/10/24(火) 「金価格」の推移
第5回 2017/10/31(火) 「金本位制」から「金・米ドル本位制」、そして「金の廃貨」へ
第6回 2017/11/ 7(火) 今日の「金」取引
第7回 2017/11/14(火) 「金」の需要
第8回 2017/11/21(火) 利子を産まない「金」の魅力は何処に
第9回 2017/11/28(火) さまざまな「金」投資
第10回 2017/12/ 5(火) 「金」投資を巡るフリーディスカッション

備考

【ご受講に際して】
◆使い慣れている(世界)地図帳と(手帳程度の)世界史年表を適宜ご持参いただくと便利です。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」』(第3章 スペイン人とインカ帝国の激突) (草思社文庫)(ISBN:978-4-7942-1878-0)「金」の奪取について典型的な歴史話
『ピーター・バーンスタイン「ゴールド―金と人間の文明史―」』(日本経済新聞社)(ISBN:4-532-16395-1)
『宮崎正勝「モノの世界史」(第5章「大航海時代」と姿を現す世界資本主義の時代に行き交わった「モノ」)』(原書房)(ISBN:4-562-03520-X)大航海時代への突入における「金」と「銀」の問題について平易な説明
『神田 眞人 編「国際金融 2015-2016年版」(第4章 国際通貨金融体制と危機対応)』(ISBN:978-4-88177-412-0)今日の目で見た国際通貨金融体制についての解説

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 北村 歳治
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 東京大学・オックスフォード大学院卒。金融経済。大蔵省、IMF等をへて国際会計監査の「公益監視委員会」メンバー(2007~14年)。著書等に『中央アジア経済』(99年)、『現代のイスラム金融』(08年)、「近年における金融分野の基調的な変化」(14年)、“Two Shock Waves” (16年)。
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