講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-01 / 世界史 / 学内講座コード:130305
「ギリシア悲劇」を読む ―ソポクレス作『アイアス』―
- 開催日
- 10月 3日(火)~12月 5日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,160円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 33,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
春期に引き続きソポクレス作『アイアス』を読みます。アテナイ民主政の最盛期を生きた作者が、去りゆく英雄時代への郷愁と惜別の情をこめて書き上げた作品。ソポクレス作品に通底する「神とは何か」、「人間とは何か」という最も根源的な問いが提示されています。熟読玩味します。
【講義概要】
豪放、豪胆、言葉少なく私心なく、自らの武勇を恃みに剛毅に戦うことのみを潔しとするギリシア軍の勇者アイアス。「トロイア戦争」におけるアイアスの武者ぶりは『イリアス』でも随所で讃えられています。ところがその一徹、度量大きな英雄が思いがけぬ無念と屈辱に我を忘れ正気を失い、戦場で自害する暗鬱な物語ですが、読後感は清々しく、静かな辞世の言葉も胸を打ちます。「人間の尊厳とは何か?」。「倨傲」、「不遜」、「矜持」はパラドクシカルに「美質」たりうるか? 答えは読者に委ねられています。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 3(火) ソポクレス作『アイアス』
第2回 2017/10/10(火) ソポクレス作『アイアス』
第3回 2017/10/17(火) ソポクレス作『アイアス』
第4回 2017/10/24(火) ソポクレス作『アイアス』
第5回 2017/10/31(火) ソポクレス作『アイアス』
第6回 2017/11/ 7(火) ソポクレス作『アイアス』
第7回 2017/11/14(火) ソポクレス作『アイアス』
第8回 2017/11/21(火) ソポクレス作『アイアス』
第9回 2017/11/28(火) ソポクレス作『アイアス』
第10回 2017/12/ 5(火) ソポクレス作『アイアス』
春期に引き続きソポクレス作『アイアス』を読みます。アテナイ民主政の最盛期を生きた作者が、去りゆく英雄時代への郷愁と惜別の情をこめて書き上げた作品。ソポクレス作品に通底する「神とは何か」、「人間とは何か」という最も根源的な問いが提示されています。熟読玩味します。
【講義概要】
豪放、豪胆、言葉少なく私心なく、自らの武勇を恃みに剛毅に戦うことのみを潔しとするギリシア軍の勇者アイアス。「トロイア戦争」におけるアイアスの武者ぶりは『イリアス』でも随所で讃えられています。ところがその一徹、度量大きな英雄が思いがけぬ無念と屈辱に我を忘れ正気を失い、戦場で自害する暗鬱な物語ですが、読後感は清々しく、静かな辞世の言葉も胸を打ちます。「人間の尊厳とは何か?」。「倨傲」、「不遜」、「矜持」はパラドクシカルに「美質」たりうるか? 答えは読者に委ねられています。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 3(火) ソポクレス作『アイアス』
第2回 2017/10/10(火) ソポクレス作『アイアス』
第3回 2017/10/17(火) ソポクレス作『アイアス』
第4回 2017/10/24(火) ソポクレス作『アイアス』
第5回 2017/10/31(火) ソポクレス作『アイアス』
第6回 2017/11/ 7(火) ソポクレス作『アイアス』
第7回 2017/11/14(火) ソポクレス作『アイアス』
第8回 2017/11/21(火) ソポクレス作『アイアス』
第9回 2017/11/28(火) ソポクレス作『アイアス』
第10回 2017/12/ 5(火) ソポクレス作『アイアス』
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『ギリシア悲劇全集4』(岩波書店)(ISBN:978-4000916042)※必要な個所のコピーを資料として配付いたします。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
テキスト
『ギリシア悲劇全集4』(岩波書店)(ISBN:978-4000916042)※必要な個所のコピーを資料として配付いたします。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 丹羽 隆子 |
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肩書き | 東京海洋大学名誉教授 |
プロフィール | 東京外国語大学修士課程修了。専門分野は英文学、ギリシア神話、西洋古典学。『ギリシア神話』『ロ―マ神話』『ギリシア神話と英米文化』『ギリシア・ローマ神話事典』(いずれも大修館書店)、『はじめてのギリシア悲劇』(講談社現代新書)『ギリシア神話の森―古代美術が彩る世界』(彩流社) など著訳書、「ギリシア悲劇」に関する論文など多数。 |