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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-01-03 / 日本史:世界史:芸術・文化 / 学内講座コード:340315

仏教美術の東漸~シルクロードから奈良へ~ 正倉院の美術と唐代の美術

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月10日(火)~ 2月28日(火)
講座回数
8回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
18,922円
定員
30
その他
ビジター価格 21,773円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本美術の原点である奈良美術は、異文明である仏教文明の何を、どのように受容して展開したのか。仏教文明東漸の重要な中継地点である西域・中国における仏教美術と比較しながら見ていくことで、それぞれの地域の特質を理解します。

【講義概要】
古代インドで発祥した仏教文明は、東漸の過程で中国仏教文明として装いを新たにし、さらに朝鮮半島を経て日本へと伝えられました。仏教伝来史はすなわち異文明の受容史であるといえましょう。本講義はこのような視点から、それぞれ奈良美術と西域美術を専門とする二人の講師がリレー形式で行い、シルクロードから奈良にいたる仏教美術の変遷の諸相を探究します。今期は正倉院の美術と、これに密接に関連する唐代の美術を取り上げます。正倉院美術が「伝世古」(人の手で伝えられる歴史的文化財)であるのに対し、唐代の美術品はほとんどが「土中古」(土中に埋蔵された歴史的文化財)です。唐代の代表的な埋蔵文化財との比較を通して、正倉院美術、ひいては奈良美術の特質を理解します。
【主な講義内容】
・正倉院の歴史
・トルファン・アスターナの美術
・北倉の美術
・唐代中原の墓葬美術
・西安・何家村出土の美術
・南倉の美術
・扶風・法門寺の美術
・中倉の美術

講師陣

名前 大橋 一章
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 専門は仏教美術史、東洋・日本美術史。早稲田大学東アジア「仏教」文明研究所所長等を歴任。『寧楽美術の争点』、『日本の古寺美術〈4〉薬師寺』、『聖徳太子への鎮魂 ― 天寿国繍帳残照』、『奈良大和路』、『天寿国繍帳の研究』、『飛鳥の文明開化』、『図説 敦煌 ― 仏教美術の宝庫 莫高窟』、『法隆寺・薬師寺・東大寺 論争の歩み』等著書多数。
名前 森 美智代
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 早稲田大学第一文学部卒業後、北京大学考古文博院留学を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は中央アジアと中国の仏教美術史。主な著作物に「亀茲石窟の「立仏の列像」と誓願図について」(『佛教藝術』340号、2015年)、「隋開皇四年銘天龍山石窟第八窟の意義」(新川登亀男編『仏教文明と世俗秩序:国家・社会・聖地の形成』勉誠出版、2015年)など。
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