大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・大河ドラマも終盤を迎えている。昌幸は豊臣秀吉臣従することによって、大名となったが、関東では北条・上杉・徳川氏の力が大きく、領国維持は苦悩の連続であった
・そうした中での生き残りを掛けた戦略や政策を明らかにして行きたい

【講義概要】
本講座では、前回までの続きとして、豊臣秀吉に臣従した結果、秀吉の死による関ヶ原合戦までの経過を追う。関連文書が豊富となり、具体的な背景がわかるようになるので、一級文書を示しながら、その背景を解説していく。大河ドラマも終盤を迎えているので、全体を通して描かれた真田氏の虚像と実像の落差を総括してみる。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/29(木) 9月放映分までの検証
第2回 2016/10/ 6(木) 上杉氏への帰属と第一次上田合戦
第3回 2016/10/13(木) 豊臣秀吉への臣従
第4回 2016/10/20(木) 昌幸発給文書の検討
第5回 2016/10/27(木) 沼田領裁定問題
第6回 2016/11/10(木) 小田原合戦
第7回 2016/11/17(木) 朝鮮の役と伏見城普請役
第8回 2016/11/24(木) 第二次上田合戦と関ヶ原合戦
第9回 2016/12/ 1(木) 九度山での配流生活
第10回 2016/12/ 8(木) 大河ドラマの総括

【ご受講に際して】
◆本講座は、前学期の続編です(秋講座からのご参加も大歓迎です)。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『真田幸綱・昌幸・信幸・信繁』（岩田書院）（ISBN:9784866029320）※初回講義時に販売いたします(税込2，000円)

名前	柴辻 俊六
肩書き	戦国史研究家、元日本大学大学院講師
プロフィール	早稲田大学大学院(日本史学科)博士課程修了。文学博士。元日本大学大学院講師。日本中世史・古文書学専攻。著書に『真田昌幸』、『甲斐武田一族』(以上、新人物往来社)、『信玄の戦略』(中公新書)、『真田幸綱・昌幸・信幸・信繁』(岩田書院)ほか。NHK大河ドラマ「風林火山」の時代考証などを担当。