講座詳細情報
申し込み締切日:2016-08-17 / 日本史 / 学内講座コード:120208
明治百年祭と明治百五十年祭問題 明治維新を顕彰しようとする人々の思惑と予想される影響
- 開催日
- 8月24日(水)~ 9月14日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:30~15:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,386円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 16,546円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・明治維新がなぜ顕彰されるのか、客観的に理解できること
・特定の為政者が提起した明治維新顕彰事業の問題と結果としての成果が理解できること
【講義概要】
1960年代に佐藤栄作首相が提起した明治維新百年祭は、国家が明治維新を無批判的に称賛し、太平洋戦争に至るその後の歴史を無視するものとして、知識人たちの間で大きな論争をまきおこしました。その結果、近代日本史研究が大きく前進しましたが、批判とは逆に明治百年記念事業が社会のなかで企画され、多くの出版物や史跡が建設される結果になったのも事実です。そして、為政者は再び明治維新百五十年を記念する事業を、政治の力で実現させようとしています。その思惑は何なのか、社会はどんな動きをみせるのか、学識者の視点で予想してみます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 8/24(水) 明治百年問題をめぐる論争
第2回 2016/ 8/31(水) 明治百年顕彰の影響
第3回 2016/ 9/ 7(水) 明治百五十年を顕彰しようとする人々
第4回 2016/ 9/14(水) 明治百五十年祭は必要か?
・明治維新がなぜ顕彰されるのか、客観的に理解できること
・特定の為政者が提起した明治維新顕彰事業の問題と結果としての成果が理解できること
【講義概要】
1960年代に佐藤栄作首相が提起した明治維新百年祭は、国家が明治維新を無批判的に称賛し、太平洋戦争に至るその後の歴史を無視するものとして、知識人たちの間で大きな論争をまきおこしました。その結果、近代日本史研究が大きく前進しましたが、批判とは逆に明治百年記念事業が社会のなかで企画され、多くの出版物や史跡が建設される結果になったのも事実です。そして、為政者は再び明治維新百五十年を記念する事業を、政治の力で実現させようとしています。その思惑は何なのか、社会はどんな動きをみせるのか、学識者の視点で予想してみます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 8/24(水) 明治百年問題をめぐる論争
第2回 2016/ 8/31(水) 明治百年顕彰の影響
第3回 2016/ 9/ 7(水) 明治百五十年を顕彰しようとする人々
第4回 2016/ 9/14(水) 明治百五十年祭は必要か?
備考
【ご受講に際して】
◆政治問題の検討を趣旨とする講座ではありませんが、明治維新史認識はつとめて政治問題と連鎖していることをご理解いただければ幸いです。
◆政治問題の検討を趣旨とする講座ではありませんが、明治維新史認識はつとめて政治問題と連鎖していることをご理解いただければ幸いです。
講師陣
名前 | 鵜飼 政志 |
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肩書き | 早稲田大学・学習院大学・駒澤大学講師 |
プロフィール | 1966年生。博士(史学)。明治維新期の国際交流史が専門。早稲田大学大学院/学習院大学大学院修了。著書に『幕末維新期の外交と貿易』(校倉書房)・『歴史をよむ』(共編著、東京大学出版会)・『きのうの日本』(共編著、有志舎)、『明治維新の国際舞台』(有志舎)がある。 |