大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
オペラと聞くと「長いし、外国語が分らなくて…」と敬遠される人がいます。何ともったいない!今まで興味はあっても実際に劇場に足を運んだ事のない方も、この機会に是非オペラを体験しませんか?オペラは小難しいものでも退屈なものでもありません。実際に経験したらあなたも必ずや虜になってしまう魅力に溢れています。
オペラ初心者を対象に、DVDを使って作品のあらすじや聴きどころ・見どころを知り、実際の公演に出かけていただく準備をする本講座。初心者だからこそ、一流の舞台を感じる事をお薦めします。本当の本物が持つ魅力に接するのがオペラ&オペレッタの魅力を理解する王道です。

【講義概要】
本講座では2016年5月に来日、東京で公演予定のウィーン・フォルクスオーパー、J・シュトラウス2世「こうもり」をとりあげます。作品解説だけでなく、楽しみ方や基礎知識なども織り交ぜて進行しますので、「まだ一度も劇場に行ったことがない」といった方にも作品の魅力を感じていただけます。人間ドラマ・美しい音楽の宝庫であるオペラ&オペレッタを知ることで、あなたの人生も確実に豊かになるでしょう。
●ウィーン・フォルクスオーパー「こうもり」
音楽の都・ウィーンにはシュターツオーパー(国立オペラ座)と並ぶフォルクスオーパー(国民劇場)があります。伝統的オペラを上演するシュターツオーパーに対して、フォルクスオーパーはオペレッタ(喜歌劇)やミュージカル、ドイツ語訳オペラを上演する、ウィーン市民にとってより身近な存在の劇場。エンタテインメントの殿堂で抜群の人気を誇るのが「こうもり」です。
大晦日の夜の公爵家の豪華パーティ。そこに集まった客が繰り広げる抱腹絶倒の喜劇。ワルツやポルカが流れ来る中に、ウィーンの薫り高い笑いと心の温もりも味わえるオペレッタの最高傑作です。 芝居も音楽も一流だからこその味わい。オペレッタの本場ウィーンならではの楽しさは格別の体験になるはず。ドイツ語圏の劇場では年末年始の超人気プログラムで、普段はオペレッタは上演しないウィーンの国立オペラ座でも「こうもり」だけは別格です。心の底から楽しい本物のオペレッタを楽しみましょう。

【ご受講に際して】
◆本講座は受講料にオペラチケット代を含んでおりません。
鑑賞希望の方は、各自でお早めに東京文化会館までお問い合わせください。
【公演日程】
2016年5月19日(木)、20日(金)18:30～、21日(土)、22日(日)14:00～
【東京文化会館チケットサービス】
《電話番号》03-5685-0650《URL》http://www.t-bunka.jp/tichet/

名前	朝岡 聡
肩書き	コンサートソムリエ
プロフィール	テレビ朝日にアナウンサーとして入社し「ニュースステーション」等で活躍。フリーとなってからはテレビ・ラジオ・CMのほか、クラシックコンサートの企画構成や司会にもフィールドを広げている。クラシックの語り部として幅広く活躍中。著書『いくぞ!オペラな街』(小学館)。