検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2015-11-03 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:330505

ヨーロッパの英雄列伝 ― その虚実をめぐって

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月10日(火)~12月 1日(火)
講座回数
4回
時間
15:30~17:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
9,461円
定員
30
その他
ビジター価格 10,886円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
時代はつねに英雄を欲し、英雄が時代をつくった ??。ある意味でたしかにそれは歴史の真実といえます。しかし、こうした歴史の理解はしばしば表層的なものであり、歴史の「罠」に絡め取られたものでもあります。本講の目標は、そうした国家的英雄について語られてきた「光」の部分、多分に偶像化された部分のみならず、正史に滅多に現れることのない「影」の部分に焦点をあてると同時に、もう一方の英雄、すなわちその悪辣非道な悪事にもかかわらず民衆から英雄視されるようになった、まさにその「影」が「光」へと転位した反国家的英雄にも目を向けることで、ヨーロッパ史をいわば裏から読み解くところにあります。

【講義概要】
本講では毎回ひとりの「英雄」を取り上げます。まずコルシカ島出身でフランスをヨーロッパ最強国家に押し上げたナポレオン・ボナパルト、ついで63 年以上もの長きにわたって女王の座にあり、大英植民地帝国を建設したヴィクトリア女王、そして18 世紀初頭のロンドンで脱獄を繰り返し、さまざまな小説や芝居の主人公として英雄化されたジャック・シェパード、さらにフランス史上最大の盗賊団を率いてパリを恐怖の渦に巻き込んで極刑に処されたにもかかわらず、やがて民衆から「英雄」に祭り上げられたルイ・ドミニク・カルトゥーシュの4人です。講義では彼ら2 通りの英雄たちが生きた時代を、さまざまな資料からエピソードをまじえつつ考察していきます。

講師陣

名前 蔵持 不三也
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 早稲田大学第一文学部仏文専修卒業後、パリ第4大学(ソルボンヌ校)修士課程(比較文化専攻)修了。フランス国立高等社会科学院博士後期課程(民族学専攻)修了、博士(人間科学・早稲田大学)。専門分野は文化人類学(ヨーロッパ民族学、歴史人類学)。著書に『ヨーロッパ民衆文化の想像力』(共著、言叢社、2013年)、『英雄の表徴』(新評論、2011年)、『医食の文化学』(共著、言叢社、2011年)他。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.