講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-22 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:231110
江戸の盛り場〈芝居と遊里の風景〉 粋のイメージはどこからきたか
- 開催日
- 9月29日(火)~12月 8日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 24,652円
- 定員
- 25
- その他
- ビジター価格 28,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
時代小説などにもよく出てくる「盛り場」。それは繁華な場所という意味で使われます。そして、その風景として取り上げられるのが、吉原や芝居町であり、さらには浅草寺、両国、深川といった地域です。なかでも、吉原と芝居は、江戸幕府の認めるところとして知られています。その「盛り場」における行動様式のなかから「いき」という概念が発生しました。しかし、一方で「いき」とは抽象的な表現であり、その実をといえば、なかなかに説明するのが難しいものです。そこで、いわゆる「いき」を考えるための作業として、その発生源となったとされる「盛り場」のようすをうかがっていこうと思います。
【講義概要】
まず、江戸における、いわゆる盛り場の代表的な場所と、そこにある風景を確認していきます。そして、そのなかでも江戸幕府が認めるところとなった芝居町と吉原とは、どのような性格を有した場所であったのかを考えていきます。これらを踏まえて、さらに岡場所が、吉原の経営に対して、脅威の存在になっていった意味を考えることで、両者の差異を抽出したいと思います。こうした確認作業をへて、今度は江戸時代という時間、都市江戸という空間のなかで形成されていったであろう「いき」という概念と「盛り場」という場所の因果関係を、芝居と遊里をとりまく周辺領域も視野に入れて再評価していこうと思います。なお、「盛り場」に対する理解を深める意味で、あいだに見学会・巡見もおこないます。また、講座のなかで必要とあれば、適宜、意見交換もおこないたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/29(火) 江戸の盛り場に対するイメージ
第2回 2015/10/ 6(火) 芝居町の成立と展開
第3回 2015/10/13(火) 吉原の成立
第4回 2015/10/20(火) 岡場所の成立
第5回 2015/10/27(火) 境内地と広小路
第6回 2015/11/10(火) 下町と山の手
第7回 2015/11/17(火) 見学会・巡見1(浅草)
第8回 2015/11/24(火) 江戸時代への憧憬
第9回 2015/12/ 1(火) 見学会・巡見2(深川)
第10回 2015/12/ 8(火) 「いき」に対する再評価
時代小説などにもよく出てくる「盛り場」。それは繁華な場所という意味で使われます。そして、その風景として取り上げられるのが、吉原や芝居町であり、さらには浅草寺、両国、深川といった地域です。なかでも、吉原と芝居は、江戸幕府の認めるところとして知られています。その「盛り場」における行動様式のなかから「いき」という概念が発生しました。しかし、一方で「いき」とは抽象的な表現であり、その実をといえば、なかなかに説明するのが難しいものです。そこで、いわゆる「いき」を考えるための作業として、その発生源となったとされる「盛り場」のようすをうかがっていこうと思います。
【講義概要】
まず、江戸における、いわゆる盛り場の代表的な場所と、そこにある風景を確認していきます。そして、そのなかでも江戸幕府が認めるところとなった芝居町と吉原とは、どのような性格を有した場所であったのかを考えていきます。これらを踏まえて、さらに岡場所が、吉原の経営に対して、脅威の存在になっていった意味を考えることで、両者の差異を抽出したいと思います。こうした確認作業をへて、今度は江戸時代という時間、都市江戸という空間のなかで形成されていったであろう「いき」という概念と「盛り場」という場所の因果関係を、芝居と遊里をとりまく周辺領域も視野に入れて再評価していこうと思います。なお、「盛り場」に対する理解を深める意味で、あいだに見学会・巡見もおこないます。また、講座のなかで必要とあれば、適宜、意見交換もおこないたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/29(火) 江戸の盛り場に対するイメージ
第2回 2015/10/ 6(火) 芝居町の成立と展開
第3回 2015/10/13(火) 吉原の成立
第4回 2015/10/20(火) 岡場所の成立
第5回 2015/10/27(火) 境内地と広小路
第6回 2015/11/10(火) 下町と山の手
第7回 2015/11/17(火) 見学会・巡見1(浅草)
第8回 2015/11/24(火) 江戸時代への憧憬
第9回 2015/12/ 1(火) 見学会・巡見2(深川)
第10回 2015/12/ 8(火) 「いき」に対する再評価
備考
【ご受講に際して】
◆見学会・巡見は現地集合・現地解散です。八丁堀校との間の移動には時間がかかりますので、お申込みの際は前後に時間の余裕をおもちください(交通費などは別途負担となります)。
【備考】
※巡見の日程がパンフレット記載と変更になりましたのでご確認ください。
【変更後[11/17]見学会・巡見1(浅草)、[11/24]江戸時代への憧憬】
【変更前[11/17]江戸時代への憧憬、[11/24]見学会・巡見1(浅草)】
◆見学会・巡見は現地集合・現地解散です。八丁堀校との間の移動には時間がかかりますので、お申込みの際は前後に時間の余裕をおもちください(交通費などは別途負担となります)。
【備考】
※巡見の日程がパンフレット記載と変更になりましたのでご確認ください。
【変更後[11/17]見学会・巡見1(浅草)、[11/24]江戸時代への憧憬】
【変更前[11/17]江戸時代への憧憬、[11/24]見学会・巡見1(浅草)】
講師陣
名前 | 加藤 征治 |
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肩書き | 人間文化研究機構連携研究員 |
プロフィール | 1976年東京都生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。博士(文学、総研大)。専攻は近世芸能史・近世文化史・浮世絵研究。国立歴史民俗博物館などを経て現職。国立歴史民俗博物館資料目録『見世物関係資料コレクション目録』(共編、2010年1月)など。 |