大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
初めて科学的手法で日本全国を測量し、高い精度の日本地図を作成した伊能忠敬の人間像とその業績とを紹介することにより、江戸時代中～後期から現代に至る地図文化の意義が理解されることを目標とします。

【講義概要】
(1)伊能忠敬以前の日本図=伊能忠敬以前の地図の歴史を概説します。日本の地図の発達を考える上で重要な蝦夷と琉球の地図も紹介します。
(2)伊能忠敬の生涯と全国測量=伊能忠敬の人物像と全国測量の概要を解説します。
(3)伊能図と近代地図=伊能図のその後の利用と近代の地図作成について解説します。
(4)伊能図から見る江戸時代の日本=伊能図から江戸時代の日本地理を読み解きます。
(5)伊能忠敬の故地佐原見学=伊能忠敬を育てた佐原の町並みを歩き、伊能忠敬記念館、伊能家旧宅、伊能忠敬銅像などを見学します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/27(日) 伊能忠敬以前の日本図
第2回 2015/10/ 4(日) 伊能忠敬の生涯と全国測量
第3回 2015/10/11(日) 伊能図と近代地図(付伊能図の読図)
第4回 2015/10/18(日) 伊能図から見る江戸時代の日本
第5回 2015/11/ 1(日) 伊能忠敬の故地佐原見学

【ご受講に際して】
◆第5回の見学は現地集合、現地解散となります。交通費、入館料等の費用は別途実費ご負担になります。
◆お申込みの際は、他の講座との時間重複にご注意ください。
◆受講料にはイヤホンガイド代を含みます。

名前	星埜 由尚
肩書き	(公社)日本測量協会副会長、元国土交通省国土地理院長
プロフィール	1946年東京生まれ。東京大学理学部(地理学)卒業後、同大学理学系研究科博士課程満期退学。建設省国土地理院長退官後、日本地図センタ-専務理事、地図協会理事長等を歴任。伊能忠敬研究会特別顧問。専門は、地理学、地図学。著書に『伊能忠敬』(山川出版社)ほか。