大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
犯罪の発生メカニズムや犯人の動機、特徴などについて心理学的な観点から分析するとともに、犯行現場の状況や犯人の行動を元にして、犯人像を推定していくプロファイリングの技術についてその概要を学びます。

【講義概要】
この講義では、連続殺人事件、ストーキング事件など、話題になることの多いさまざまなタイプの事件について、宮崎勤事件、池田小学校事件、木嶋佳苗事件、三鷹ストーカー殺人事件など具体的な事件をとりあげながら、その発生のメカニズムや犯人の分類、心理的な特徴などについて解説していきます。また、その中で、海外の連続ドラマなどでしばしば取り上げられる「プロファイリング」といわれる技術(犯罪現場の状況や犯人の行動などをもとにして、その犯人がどのような人間であるのかを推定していく技術)についてもその誕生から、現在の動向に至るまでを紹介していきます。最終回では、多くの皆さんが関心を持っている精神鑑定をとりあげ、各種の精神疾患と犯罪の関係や鑑定の実際について説明していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 5/16(土) 連続殺人とFBIのプロファイリング
第2回 2015/ 5/23(土) 女性による連続殺人
第3回 2015/ 6/ 6(土) 大量殺人
第4回 2015/ 6/13(土) ストーキング
第5回 2015/ 6/27(土) 精神鑑定

【備考】
休講5/30→補講6/27 日程にご注意ください。

名前	越智 啓太
肩書き	法政大学教授
プロフィール	横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士前期課程修了後、警視庁科学捜査研究所研究員、東京家政大学助教授を経て、現職。警察大学校特別捜査幹部研修所専門講師なども務める。専門は犯罪心理学。著書に『犯罪捜査の心理学』(化学同人)などがある。