検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2015-03-31 / 日本史 / 学内講座コード:211101

江戸前史

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(火)~ 6月16日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
戦国・織豊期は、戦国大名や武将たちの活躍、下剋上の時代としてよく知られています。歴史学においても、15~17世紀にわたる時期は日本歴史上において変革期とされ、戦国・織豊期はその主要時期にあたります。この講座では、天下と地域「国家」という、その時期の「日本」を構成していた政治構造から、この時代の政治・社会の様相を見ていき、戦国から天下一統へ、そして江戸開幕に至る展開を考えていきます。

【講義概要】
戦国時代の「日本」は、天下と各地域に展開する「国家」(以下、地域「国家」)で構成されていました。そして天下を統治するのが「将軍」と認識される武家首長、地域「国家」を統治するのが戦国大名・国衆で、室町時代までの中央政治のもとでの地方支配と異なり、地域社会と直接対峙したうえで統治していく器量が求められることとなりました。
この講座では、戦国時代の「日本」の天下と地域「国家」よりなる政治構造を、イエズス会宣教師の記録より確認し、それが室町時代の政治・社会でどのような変化を遂げ、戦国大名や国衆はそのなかでどのように統治をおこなっていったのか。また、これまで傀儡とされてきた室町幕府将軍は、このなかで、どのような存在としてあったのか。そして織田信長・羽柴(豊臣)秀吉は、その政治構造と社会の展開にどのように対応し、天下一統を成し遂げ、徳川家康による江戸開幕へ至ったのかについて考えていきます。江戸開幕へ至る政治・社会の「江戸前史」について、最新の研究成果をふまえた講義を行いたいと思います。

【学習内容】
・イエズス会宣教師の見た戦国期「日本」像~天下と「国家」の複合構造~
・ 中世後期の生活環境・慣習と地域社会~慢性的飢饉・自力救済の世界と村・町の展開~
・室町時代の政治構造と社会~室町幕府?守護体制の時代~
・享徳の乱と応仁・文明の乱~戦国社会への展開~
・明応の政変と二人の将軍~戦国期の天下と室町幕府・将軍~
・戦国の地域「国家」の展開と領国支配~地域「国王」としての戦国大名~
・戦国大名の戦争と地域社会~「国郡境目相論」の展開~

※本講座の後編〈天下一統の過程として、織田・豊臣の台頭から江戸開幕まで〉を秋学期で開講する予定です。

講師陣

名前 柴 裕之
肩書き 東洋大学講師
プロフィール 1973年東京生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東洋大学文学部非常勤講師。専門は、日本中近世移行期政治・社会史。単著『戦国・織豊期大名徳川氏の領国支配』(岩田書院、2014年)、編著『戦国大名と国衆6 尾張織田氏』(岩田書院、2011年)、共著『織田権力の領域支配』(岩田書院、2011年)他。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.