大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
日本の経済環境は大きな転換点に立っています。円安、株高だけではなく、インフレ、増税といった環境変化にどのように対応していくか。金融に関する基本的な知識を持たず、お金と付き合うことは、人生の大きなリスクです。本講座では、日本人がこれからのお金との付き合い方について知っておくべきことをゼロからマスターすることを目標にします。将来のお金について不安のある方、ある程度の資産はあるけれど、すべて預金のままで、これからどうしてよいかわからない、という方に受講をおすすめします。

【講義概要】
円安と株高で、景気回復を目指している日本政府の政策ですが、雇用や年金に対する不安、日本の財政問題などは好転する気配はありません。消費税も引き上げられ、日本人を取り巻く経済環境は、さらに悪化していく可能性が高いと言えます。これからは金融の知識、すなわちマネーリテラシーの有無によって、将来の生活スタイルが変わってしまう時代がやってきています。変化を恐れ、受身になるだけではなく、ピンチをチャンスに変える前向きな姿勢が重要です。本講座では、学校や書籍では身につけることのできない、お金に対する基本的な考え方を金融業界の実務経験者がわかりやすく教えます。早稲田大学では、2001年からはじまり、今年で15年目29回目の開講となる、信頼と実績のあるクラスです。金融の基本から、金融商品の選び方、資産配分の方法、不動産投資など幅広いテーマをわかりやすく解説します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/ 8(水) 金融詐欺、円安、日銀の金融緩和、アメリカのシエールガス革命など、世の中でお金に関して起こっているさまざまな事象の背景についてわかりやすく説明します。
第2回 2015/ 4/15(水) お金について将来を考えていく場合に、まずやるべきことを学び、自分のケースで何をすべきなのかを具体的に考えていきます。
第3回 2015/ 4/22(水) 金融商品についての基本知識を身につけ、金融機関の言いなりにならない商品選択ができるようにします。
第4回 2015/ 5/13(水) 海外不動産、ワイン投資など実物資産への投資について、概要をお話します。講師自身が実践している投資内容についても紹介します。
第5回 2015/ 5/20(水) 将来の不安をなくすために、これからやるべきことを考えます。また、今までの講座全体をまとめ、講座終了後もずっと役立つ知識として定着させます。

【ご受講に際して】
◆投資の初心者の方が自己責任で自分の資産についてどうすべきか判断できるようになるのが目標ですが、個別銘柄の推奨などは一切いたしません。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『究極の海外不動産投資』（幻冬舎）（740円）（ISBN:978-4344970410）第1版
『貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい』（ディスカヴァー21）（1，500円）（ISBN:978-4799313725）第1版
参考図書
『内藤忍の資産設計塾』（自由国民社）（1，650円）（ISBN:978-4426114626）第3版

名前	内藤 忍
肩書き	株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
プロフィール	東京大学経済学部卒、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。金融機関勤務を経て、マネックス証券株式会社の創業に参加。その後、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長などを経て現職。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「究極の海外不動産投資」など。日経ビジネスアソシエで連載コラム執筆中。 公益社団法人日本証券業協会証券検定会員 一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事