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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-01 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:100517

キリスト教には出発点で大きな間違いがあった それを是正すれば、仏教と同質になる

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 8日(水)~ 6月17日(水)
講座回数
20回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
45,144円
定員
30
その他
ビジター価格 54,432円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
キリスト教が信じる神はユダヤ教でいう「天地創造神」である、とされてきた。しかし、イエスは天地創造神を「悪魔、人殺し、真理が無い、嘘つきの父」と言っておられる。したがって、イエスが信じてきた神は全く別の神ということになる。従来の「神」認識の間違いを正すことが目標である。キリスト教の間違いは、パウロから始まったと見られる。イエスを殺そうと狙っていたほどに熱心なユダヤ教徒であった彼は、180度変貌してイエスを信じるようになっても、神だけは同じままであったのだろう。

【講義概要】
上野の東京美術学校創設に貢献したA・フェノロサは、「キリスト教が進化すれば、必ず仏教のようになる」と言われた。それは、キリスト教には誤りがあることを意味していよう。その誤りを是正すれば、仏教のようになるという意味だろう。イエスが信じておられた神は、「ヨハネによる福音書」の冒頭に出て来る「ロゴス」であると筆者は考える。それは、「宇宙の理法」という意味である。一方、仏教の根幹は「ダルマ」である。それも「宇宙の理法」という意味である。それを霊格化して「マハーヴァイローチャナ(=まかびるしゃな=摩訶毘留遮那)」と表現し、中国では「大日」と意訳した。
人間はその「宇宙の理法」が顕現化したものとする。 さて、キリスト教では、「三位一体」になれるのはイエスだけであるとしてきた。
だが、神が「ロゴス」(=「宇宙の理法」)であるとしたら、人間はそれが顕現化したのであるから、誰でも「三位一体」になれることになる。
イエスの「父なる神が完全であられるように、あなたがたも完全な者になりなさい」という言葉はそれを意味している。
神仏を外部に見ようとするのが顕教であるが、内部に見ようとするのが密教である。人間は、宇宙の理法が顕現化したものであるから、誰でも「大日」であると言える。弘法大師の「自証の理」(=我即大日)はそれを意味している。そこからすれば、イエスの真意と仏教の奥義は同じことになる。

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『イエスはユダヤ教より仏教に近い』(考古堂)(2,500円)(ISBN:978-4-87499-722-2)初版 ※初回に教室にて販売いたします。

講師陣

名前 長谷川 洋三
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 出身:新潟県。出身校:早稲田大学大学院。専攻分野:仏教学と宗教学。主な著訳書等:『般若心経はなぜ人を癒すのか』(木耳社)、『キリスト教と仏教の同質性』(早稲田大学出版部)、『改訂 良寛禅師の真実相』(木耳社)など。
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