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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-01-02 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:241421

世界の思想と宗教 インド・ヨーロッパ・日本・中国における「感情」の問題

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 9日(金)~ 2月27日(金)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
19,000円
定員
30
その他
ビジター価格 21,800円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
世界の思想や宗教の諸問題をオムニバス形式で講義します。
さまざまな思想的立場や宗教観を学ぶことは、自己の価値観を相対化し、世界を多角的に見ることにつながります。物事の見方、考え方を広げ、豊かで柔軟な知性を養うことを目的にした講座です。

【講義概要】
今回はインド・ヨーロッパ・日本・中国における「感情」の問題を取り上げます。
インドに生まれた仏教では、貪りや怒りの抑制を説く一方で、他者の喜びや悲しみと共感する慈悲を説きます。一見矛盾する二つの教義の関係を思想史的に考察します。
ヨーロッパに関しては、デカルトとスピノザの感情論を比較検討し、彼らの所説がのちの精神分析や脳科学に及ぼした影響も取り上げます。
日本で中心を担った思想・宗教は仏教です。その仏教で諸悪・苦しみの根源とされる三毒(貪り・怒り・愚か)という感情は、日本ではどのように捉えられたのか。資料を通じて考察します。
中国古代では感情は欲望と強く結びついており、その制御や活用は倫理・政治思想の要点となってきました。人間の感情・欲望と正義や規範との関係を考察します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/ 9(金) ブッダの微笑 原始仏教における欲望の抑制
第2回 2015/ 1/16(金) 菩薩の悲しみ 大乗仏教における感情の転換
第3回 2015/ 1/23(金) 感情の制御は可能か デカルトとスピノザの対決
第4回 2015/ 1/30(金) 感情論の現在 精神・身体・感情
第5回 2015/ 2/ 6(金) 日本における「三毒」の展開 仏教・神道の用例を中心に
第6回 2015/ 2/13(金) 母の愛と煩悩 『血盆経』と女の地獄
第7回 2015/ 2/20(金) 感情・欲望と正義について 『孟子』『墨子』を中心に
第8回 2015/ 2/27(金) 感情・欲望と規範について 『荀子』の礼の思想

備考

【ご受講に際して】
◆本講座は2011年度夏講座「世界の思想と宗教」と一部内容が重複します。

講師陣

名前 吉村 誠
肩書き 駒澤大学教授
プロフィール 1969年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、中国仏教、唯識学。著書に『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版、2013年)、訳書に『続高僧伝I』(共訳、大蔵出版、2012年)がある。
名前 河合 孝昭
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)満期退学。2000年にパリ第10大学にてDEA(Dipl?me d’ Etude Approfondie)を取得。現在、早稲田大学ほかで非常勤講師。専門は西洋近・現代哲学。共著に『仏蘭西の思想と倫理』(行路社)、翻訳にヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』(月曜社)など。
名前 鈴木 英之
肩書き 早稲田大学講師、早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員
プロフィール 1974年生まれ。早稲田大学文学学術院博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。2010年に早稲田大学において博士(文学)の学位を取得。専門は、日本思想史。著書に『中世学僧と神道―了誉聖冏の学問と思想』(勉誠出版、2012年)がある。
名前 渋谷 由紀
肩書き 國學院大學講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。専門は古代中国の哲学。現在、國學院大學ほかで非常勤講師。論文に「『荀子』の「心」の再検討―「心」は如何にして「道」を知るか―」(『國學院雑誌』第111巻第11号)など。
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