講座詳細情報
申し込み締切日:2014-09-23 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:330502
公共哲学とは何か
- 開催日
- 9月30日(火)~11月 4日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,500円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 13,200円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
公共哲学は、「市民的な連帯や共感、批判的な相互の討論にもとづいて公共性の蘇生をめざし、学際的な観点に立って、人々に社会的な活動の参加や貢献を呼びかけようとする実践的哲学」(『広辞苑』第六版)ないし、「より善き公正な社会を追究しつつ、現下で起こっている公共的問題について、市民たちと共に論考する実践的学問」(山脇)と定義できる。しかし、言葉は耳新しくとも、この学問は、古代ギリシャのアリストテレスの実践学や東アジアの孟子の思想などにまで遡ることができる。今回は主にヨーロッパと近代日本に焦点を合わせながら、その内実を紹介したい。
【講義概要】
テキスト『公共哲学とは何か』の第1章から第3章までを講義する。第1回目は、第1章に即しつつ、公共哲学という学問が一体、何を論じ、何を批判し、何をめざすのかを明らかにしたい。その上で、第2回目は、アリストテレスとトマスの古典的な公共哲学のエキスとその現代的意義を、第3回目はロック、ルソー、スミス、ヘーゲルの近代的公共哲学のエキスと現代的意義を明らかにしたい。そして第4回目では、幕末から大正デモクラシーまで日本での公共哲学的な遺産を明るみに出し、最後の第5回目では、戦後の公共哲学とは何であったかを、受講者の方々と共に考えてみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2014/ 9/30(火) 公共哲学は何を論じ、何を批判し、何をめざすのか
第2回 2014/10/ 7(火) ヨーロッパの古典的公共哲学とその現代的意義
第3回 2014/10/14(火) ヨーロッパの近代的公共哲学とその現代的意義
第4回 2014/10/21(火) 近代日本の公共哲学の再発見
第5回 2014/11/ 4(火) 戦後の公共哲学の意義
公共哲学は、「市民的な連帯や共感、批判的な相互の討論にもとづいて公共性の蘇生をめざし、学際的な観点に立って、人々に社会的な活動の参加や貢献を呼びかけようとする実践的哲学」(『広辞苑』第六版)ないし、「より善き公正な社会を追究しつつ、現下で起こっている公共的問題について、市民たちと共に論考する実践的学問」(山脇)と定義できる。しかし、言葉は耳新しくとも、この学問は、古代ギリシャのアリストテレスの実践学や東アジアの孟子の思想などにまで遡ることができる。今回は主にヨーロッパと近代日本に焦点を合わせながら、その内実を紹介したい。
【講義概要】
テキスト『公共哲学とは何か』の第1章から第3章までを講義する。第1回目は、第1章に即しつつ、公共哲学という学問が一体、何を論じ、何を批判し、何をめざすのかを明らかにしたい。その上で、第2回目は、アリストテレスとトマスの古典的な公共哲学のエキスとその現代的意義を、第3回目はロック、ルソー、スミス、ヘーゲルの近代的公共哲学のエキスと現代的意義を明らかにしたい。そして第4回目では、幕末から大正デモクラシーまで日本での公共哲学的な遺産を明るみに出し、最後の第5回目では、戦後の公共哲学とは何であったかを、受講者の方々と共に考えてみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2014/ 9/30(火) 公共哲学は何を論じ、何を批判し、何をめざすのか
第2回 2014/10/ 7(火) ヨーロッパの古典的公共哲学とその現代的意義
第3回 2014/10/14(火) ヨーロッパの近代的公共哲学とその現代的意義
第4回 2014/10/21(火) 近代日本の公共哲学の再発見
第5回 2014/11/ 4(火) 戦後の公共哲学の意義
備考
【ご受講に際して】
◆テキストを事前に購入し、第三章まで(127ページまで)目を通しておくこと。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『公共哲学とは何か』(ちくま新書)(760円)(ISBN:448006169X)
◆テキストを事前に購入し、第三章まで(127ページまで)目を通しておくこと。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『公共哲学とは何か』(ちくま新書)(760円)(ISBN:448006169X)
講師陣
名前 | 山脇 直司 |
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肩書き | 星槎大学教授、東京大学名誉教授 |
プロフィール | 1949年青森県生まれ。一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了。ミュンヘン大学哲学博士。専門分野は公共哲学・社会思想史。著書は『公共哲学とは何か』(ちくま新書)『グローカル公共哲学』(東京大学出版会)『社会とどうかかわるか』(岩波ジュニア新書)『公共哲学からの応答』(筑摩選書)など。 |