大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
傾聴的な態度と姿勢で、すなわち、受容的態度と共感的理解を持って相手に向かい合うことによって、相手を受けとめることができるようになること、そして結果として、相手といい関係がつくれるようになることをめざします。

【講義概要】
傾聴とは何か、よい聴き手になるための姿勢、方法論の講義の後、実際に傾聴的に聴くとはどうすることか、演習をおこない、その後、人との関わりにおいて、よくある事例に基づき、ロールプレイで実習します。こうした実習ののち、認知症高齢者への関わり方を学び、認知症高齢者へのかかわり方の練習をおこないます。ご自身の家庭で認知症高齢者をかかえておられるご家族、また認知症であるご本人にとっても、きっと生活を楽にする手掛かりがつかめることと思います。また、「傾聴ボランティア」として多くのかたが地域や各施設で活躍されている状況もときどきにご紹介し、学習した傾聴力の生かし方も広げていただけたらと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/10(木) 【講義】傾聴とは、よい聴き手になるために
第2回 2014/ 7/17(木) 【講義】話す・聴くことの大切、傾聴の基本的な心構え
第3回 2014/ 7/24(木) 【演習】傾聴モードで聴く
第4回 2014/ 7/31(木) 【ロールプレイ実習】傾聴スキルを使っての対話訓練（1）
第5回 2014/ 8/21(木) 【ロールプレイ実習】傾聴スキルを使っての対話訓練（2）
第6回 2014/ 8/28(木) 【ロールプレイ実習】傾聴スキルを使っての対話訓練（3）
第7回 2014/ 9/ 4(木) 【講義】認知症高齢者の理解とその対応
第8回 2014/ 9/11(木) 【ロールプレイ実習】傾聴スキルを使っての対話訓練（4）
認知症高齢者への関わり方

【テキスト・参考図書】
参考図書
『認知症高齢者への関わり方～介護家族として～』（NPO法人ホールファミリーケア協会）（870円）
『傾聴 「聴き方」しだいで人間関係が決まる』（NPO法人ホールファミリーケア協会）（1，010円）
『施設における傾聴ボランティア活動の仕方』（NPO法人ホールファミリーケア協会）（870円）

名前	山田 豊吉
肩書き	NPO法人ホールファミリーケア協会事務局長
プロフィール	シニア・ピア・カウンセラー。全国で傾聴及び傾聴ボランティアに関する講演・講座を精力的におこなっている。「月刊傾聴ボランティア」編集人(2001年4月創刊)。同誌の「今月の活動上の疑問・困り事あれこれ」責任執筆。著書に『施設での傾聴ボランティア活動の仕方』、『認知症高齢者への関わり方～介護家族として～』他。