大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
漱石、西田幾多郎、和辻哲郎、九鬼周造、小林秀雄 他、日本でも多くの人に愛読され、影響を与えた哲学者ベルクソンの思想を、代表的な講演を読むことを通じて、具体的に理解する。

【講義概要】
計4回の講義のうち、初回はベルクソンの生涯とその時代、一般的な評価とその変遷、現代的意義について紹介をする。2回から4回は、ベルクソン哲学のエッセンスでもある代表的な講演「意識と生命」を詳細に読み、註釈し解説する。原文はデカルト、パスカル以来のフランス哲学の伝統である易しい日常語でなされたもの。それを明確で読みやすい新訳にしたものをプリント配付して読む。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/10(木) ベルクソンの生涯とその時代
第2回 2014/ 7/17(木) 「意識と生命」読解その1
第3回 2014/ 7/24(木) 「意識と生命」読解その2
第4回 2014/ 7/31(木) 「意識と生命」読解その3

【テキスト・参考図書】
参考図書
『精神のエネルギー』（平凡社）（1，500円）（ISBN:978-4-582-76755-1）初版
『思考と動き』（平凡社）（1，600円）（ISBN:978-4-582-76784-1）初版

名前	原 章二
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	静岡県伊東市生まれ。早稲田大学文学部卒業後、パリ大学修士を経て、哲学博士(パリ大学)。専門分野は、フランス現代哲学・美学。著書に『人は筆である』(彩流社)、『いのちの美学』(学陽書房)などがある。