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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-05 / 文学 / 学内講座コード:100110

『源氏物語』関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔巻を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月12日(土)~ 6月21日(土)
講座回数
全20回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
30
その他
受講料は後期分合わせての金額になります。分納の場合:23000円×2回払い
ビジター価格 52,900円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
丹念にテキストを分析・解読することによって、表現の背後に隠された作者の考えを味わっていくと同時に、登場人物の心理の動きにも充分注意を払っていきたいと思います。

【講義概要】
須磨・明石から帰京した光源氏は政権の中枢に座を占めるようになるが、まだ磐石なものではありません。藤壺と結託して、六条御息所の遺児前斎院 (後の秋好中宮)を冷泉帝に入内させ、絵合におけるライバルの弘徽殿女御に勝利を収め、明石姫君が上京するといった、いわば[光]ともいうべき部分と、藤壺の崩御と冷泉帝が実父を知ったことによる煩悶といった[影]の部分が交錯する状況のもとで、光源氏がどのように政治という階段に歩みを進めていくのか、その[光]と[影]の落差に照射しながら、話筋をじっくりと読み味わっていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/12(土) 関屋巻 光源氏と空蝉との逢坂関での邂逅

第2回 2014/ 4/19(土) 絵合巻 六条御息所の遺児前斎身やの冷泉帝への入内

第3回 2014/ 4/26(土) 絵合巻 冷泉帝の絵に対する嗜好と弘徽殿女御、前斎宮女御(後に秋好中宮)の絵の蒐集

第4回 2014/ 5/10(土) 絵合巻 藤壺の御前における二人の女御の物語絵合

第5回 2014/ 5/17(土) 絵合巻 絵合における前斎宮女御の勝利

第6回 2014/ 5/24(土) 松風巻 明石入道の大堰別邸の修理

第7回 2014/ 5/31(土) 松風巻 明石君、明石尼君・明石姫君とともに大堰別邸に移居

第8回 2014/ 6/ 7(土) 松風巻 光源氏と明石君の再会

第9回 2014/ 6/14(土) 松風巻 光源氏と紫上との明石姫君引き取りをめぐる相談

第10回 2014/ 6/21(土) 薄雲巻 明石姫君の二条院移居をめぐっての明石君の苦悩

第11回 2014/ 9/27(土) 薄雲巻 明石姫君の二条院移居と袴着の儀式

第12回 2014/10/ 4(土) 薄雲巻 光源氏の大堰別邸訪問と明石君に対する懇撫

第13回 2014/10/11(土) 薄雲巻 藤壺の崩御

第14回 2014/10/18(土) 薄雲巻 夜居の僧都、冷泉帝に出生の秘密を奏上

第15回 2014/10/25(土) 薄雲巻 冷泉帝の煩悶、光源氏への譲位の暗示とそれに対する光源氏の固辞。

第16回 2014/11/ 8(土) 朝顔巻 光源氏の朝顔姫君訪問

第17回 2014/11/15(土) 朝顔巻 光源氏の朝顔姫君への恋慕

第18回 2014/11/22(土) 朝顔巻 光源氏の朝顔姫君への恋着と朝顔君の拒絶

第19回 2014/11/29(土) 朝顔巻 光源氏、朝顔君の件で紫上に弁明

第20回 2014/12/ 6(土) 朝顔巻 光源氏の紫上の今昔の女性批評。光源氏の夢枕への藤壺出現と藤壺批評に対する恨み

備考

【ご受講に際して】
・桐壺巻から澪標巻までの大雑把な流れを概説書で一読しておいてください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『新編日本古典文学全集 源氏物語(2) (葵~朝顔)』(小学館)(4,680円)P.352 L.11~

講師陣

名前 大倉 比呂志
肩書き 昭和女子大学教授
プロフィール
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