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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-01-13 / 日本史:芸術・文化 / 学内講座コード:840128

落語学の散歩道−オチ穂拾い−

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
01/20~03/03(月)
講座回数
7
時間
15:00~16:30
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
17,000円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

<目標>
落語学とは、落語についての知識の体系であると同時に、落語の言語学的な分析でもあります。
これまで、「落語はなぜおもしろいか」「落語の笑い」などの講座タイトルで、その両面から種々のトピックを総合的に取り上げてきましたが、今年度からはテーマを特定して、理解を深めることを目標にします。
今回は、落語のオチについて徹底的な分析を目指します。

<講義概要>
オチ穂拾いというのは、落語のオチ(サゲ)について、これまでの講義でふれられなかった種々の話題を取り上げることを意味します。
話芸としての落語を、漫才や講談などの他の芸能と区別する最大の特徴がオチです。
落語が芸能として成立する上でオチがどのような役割を果たしたか、オチにはどのような種類のものがあるか、オチは聴き手の印象からどのように分類できるか、オチを登場人物の会話の型から見るとどのような特徴が抽出されるかなどの観点から解説します。近現代の落語家がオチをどのように考えているかを検証するために、講義では、DVDやCDを多用します。

講義は、下記のテキストにそって進めます。すでに『落語の言語学』(平凡社選書または平凡社ライブラリー)をお持ちの方はそれでもさしつかえありません。

<各回の予定>
第1回 【落語の成立とオチ】
落語という芸能が成立する上で、オチはどのような役割を果たしたか。

第2回 【オチの演出の比較】
同じ噺でも、演者によって種々のオチや演じ方が見られるのはなぜか。

第3回 【落とし噺と人情噺】
落語にはオチのある落とし噺(滑稽噺)と、オチのない人情噺があるのはなぜか。

第4回 【自然発生的なオチの命名】
江戸時代から用いられている○○オチという呼び方にはどのようなものがあるか。

第5回 【聴き手の印象によるオチの分類】
オチを聴いて受け手が感じる印象からオチを分類するとどうなるか。

第6回 【会話の型によるオチの分類】
落語の登場人物の会話に着目してオチを分類するとどうなるか。

第7回 【落語にはなぜオチがあるのか】
オチがあることにより、落語が、ただの笑いを追求する芸と区別される理由を考える。

備考

<備考>
テキスト
『落語の言語学』(講談社学術文庫)

資料配付

講師陣

名前 野村 雅昭
肩書き 早稲田大学名誉教授、国立国語研究所名誉所員
プロフィール
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