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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-09-24 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:830120

江戸東京の粋 ― 「いき」の再考と創生の試み ―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/1~12/3(火)
講座回数
10
時間
13:00~14:30
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
24,000円
定員
16
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

<目標>
普段、さまざまなところで「粋な~」または「~の粋」などのように使われることが多い「粋」という言葉。それでいて、いざ「いき」の意味を的確に説明できるかといえば、答えに悩みます。
あくまで、なんとなく「江戸っ子」的なものを想像するにとどまって、具体的にコレこそが「いき」であるとは明言できない不思議な存在です。きっとそれは江戸っ子・東京びとに具現化されているはずという期待感、さらに彼らの本質を構成する精神そのものが「いき」だからと考えているためかもしれません。
これらのイメージが形成される背景には、歌舞伎・吉原の存在が考えられます。歌舞伎の登場人物に付されたスマートな性格や生きざま、吉原で遊ぶにあたっての作法など、いかにも洗練されたなにかが「江戸っ子」的なものと変換され、それがさらに「いき」というものに変換された可能性があります。
そこでとりあえず、歌舞伎の登場人物にみられる「江戸っ子」的要素や文学作品にえがかれた江戸っ子の様子、さらに吉原などを含む江戸・東京文化との関わりのなかから「いき」とは何かをあらためて(かつ、できるだけ)確認していこうとするものです。


<講義概要>
本講義の目的は、粋の意味をあきらかにしようというものではありますが、明確な答えや結論を導き出すものではありません。
講師から受講生への一方通行的な講義ではなく、講師と受講生とが一定の協同をしていくことで、「いき」とはなにかを考えていこうと思います。
講義は、これまでの「いき」に関する研究の概要、江戸っ子・東京びとに関する概要を始めに説明します。そして、3回目以降からは毎回「いき」をイメージするいくつかのテーマを設定し、それにまつわる文献を読みながら、解説していきます。
そのうえで、当時の「いき」とはなんだったのかを考えていき、どのように現在へ継承されたのか、またはどのように変質して現在に至ったのかを話し合える場所にしたいと考えています。したがってその都度「いき」の意味は変化していくことでしょう。しかし、それこそが本講座が導き出す「江戸東京の粋」となるわけです。

主な講義内容●
・九鬼周造『「いき」の構造』とは
・江戸っ子にイメージされるもの
・歌舞伎の登場人物「助六」「弁天小僧」「直侍」
・吉原の遊女・辰巳の芸者
・衣装・しぐさ
・遊芸
・通人(十八大通)


<各回の予定>
-

備考

<ご受講に際して(持物、注意事項)>
・本講座の性質により、吉原など「悪所」といった社会的暗部(タブー視されている社会の裏面性)についても考察がおよぶおそれがありますのでご注意ください。
・この講座は2013年度春講座と同一のテーマで実施します。


<備考>
資料配付


<お問い合わせ>
開講日まで1週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
 → 電話番号 03−3208−2248

講座申込みは開講日前日(前日が休業日のときは前開室日)17時まで可能です。

講師陣

名前 加藤 征治
肩書き 葛飾区教育委員会調査委員  
プロフィール
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