講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-08 / 芸術・文化:世界史 / 学内講座コード:004032
イギリスの肖像画―1枚の肖像画は1冊の伝記に匹敵する―
- 開催日
- 04/09(火) ~ 06/18(火)、
10/01(火) ~ 12/03(火)
- 講座回数
- 20
- 時間
- 14:45 ~ 16:15
- 講座区分
- 通年
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 44,000円
- 定員
- 45
- その他
- 分納の場合23000円×2回払い
※入会金については、各種減免制度があります。詳しくはパンフレットをご覧ください。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
イギリスには、他のヨーロッパ諸国に類をみないほど、長く豊かな肖像画の歴史と伝統があります。
しかも、昔から伝記文学が盛んなお国柄だけあって、たった一枚の肖像画がまるで一冊の伝記のように、描かれた人物について様々なことを伝え、物語ってくれることもしばしばです。
そんな奥深いイギリス肖像画の魅力に、受講生の皆様とご一緒に浸ってみたいと思います。
主として中世から20世紀にかけての、イギリスを代表する肖像画および肖像画家について、時代の流れに沿うかたちで順を追って紹介してまいります。
具体的に扱う作品としては、まずは中世以降の歴代国王や有力貴族および貴婦人の肖像、それからイギリス近現代の豊かな文化を築き上げた詩人、作家、芸術家たちの姿を描いたもの(関連する詩や小説、評論についても、適宜文字プリントを用意して併せて解説します)が挙げられます。
画家の名前で申し上げれば、ハンス・ホルバイン(16世紀)、アントニー・ヴァン・ダイク(17世紀)、ウィリアム・ホガースにジョシュア・レノルズとトマス・ゲインズバラ(18世紀)、ラファエル前派およびジェイムズ・マクニール・ホイッスラーやジョン・シンガー・サージェント(19世紀)等の作品を重点的に取り上げることになるでしょう。
また、画家自身によるユニークな自画像の類い、そして良くも悪くもイギリスの最も華やかなりし時代、19世紀の帝国主義を導いた政治家たちについても、肖像をひとつの足掛かりとして考察を深め、イギリスの歴史そのものを多様な角度から概観していくつもりです。
第1回 中世に肖像画は存在しない?
第2回 16世紀:ヘンリー八世と六人の王妃たちの壮絶なドラマ
第3回 16世紀:エリザベス1世の肖像の謎
第4回 16世紀:女王が愛した男たち
第5回 16世紀:女王ではなく女として生きたメアリー・スチュアート
第6回 17世紀:悲劇の国王チャールズ1世
第7回 17世紀:国王の憂鬱と洗練
第8回 17世紀:画家がモデルを「解釈」するということ
第9回 17世紀:画面に滲む革命の予感
第10回 17世紀:時代の申し子、チャールズ2世
第11回 17世紀チャールズ2世と宮廷の女性たち
第12回 18世紀:ゲインズバラの「忌々しい顔描き仕事」
第13回 18世紀:肖像画と風景画のはざま
第14回 18世紀:レノルズの戦場の英雄像
第15回 18世紀:世にも知的な肖像画とは?
第16回 19世紀:肖像画の空白期をこえて~ラファエル前派~
第17回 19世紀:写真の登場
~ホイッスラーとサージェントが復活させた肖像画~
第18回 19世紀:ステイタスシンボルとしての肖像画
~政治家たちの肖像を中心に~
第19回 20世紀:抽象全盛の暗黒時代
第20回 20世紀:抽象から具象への回帰
しかも、昔から伝記文学が盛んなお国柄だけあって、たった一枚の肖像画がまるで一冊の伝記のように、描かれた人物について様々なことを伝え、物語ってくれることもしばしばです。
そんな奥深いイギリス肖像画の魅力に、受講生の皆様とご一緒に浸ってみたいと思います。
主として中世から20世紀にかけての、イギリスを代表する肖像画および肖像画家について、時代の流れに沿うかたちで順を追って紹介してまいります。
具体的に扱う作品としては、まずは中世以降の歴代国王や有力貴族および貴婦人の肖像、それからイギリス近現代の豊かな文化を築き上げた詩人、作家、芸術家たちの姿を描いたもの(関連する詩や小説、評論についても、適宜文字プリントを用意して併せて解説します)が挙げられます。
画家の名前で申し上げれば、ハンス・ホルバイン(16世紀)、アントニー・ヴァン・ダイク(17世紀)、ウィリアム・ホガースにジョシュア・レノルズとトマス・ゲインズバラ(18世紀)、ラファエル前派およびジェイムズ・マクニール・ホイッスラーやジョン・シンガー・サージェント(19世紀)等の作品を重点的に取り上げることになるでしょう。
また、画家自身によるユニークな自画像の類い、そして良くも悪くもイギリスの最も華やかなりし時代、19世紀の帝国主義を導いた政治家たちについても、肖像をひとつの足掛かりとして考察を深め、イギリスの歴史そのものを多様な角度から概観していくつもりです。
第1回 中世に肖像画は存在しない?
第2回 16世紀:ヘンリー八世と六人の王妃たちの壮絶なドラマ
第3回 16世紀:エリザベス1世の肖像の謎
第4回 16世紀:女王が愛した男たち
第5回 16世紀:女王ではなく女として生きたメアリー・スチュアート
第6回 17世紀:悲劇の国王チャールズ1世
第7回 17世紀:国王の憂鬱と洗練
第8回 17世紀:画家がモデルを「解釈」するということ
第9回 17世紀:画面に滲む革命の予感
第10回 17世紀:時代の申し子、チャールズ2世
第11回 17世紀チャールズ2世と宮廷の女性たち
第12回 18世紀:ゲインズバラの「忌々しい顔描き仕事」
第13回 18世紀:肖像画と風景画のはざま
第14回 18世紀:レノルズの戦場の英雄像
第15回 18世紀:世にも知的な肖像画とは?
第16回 19世紀:肖像画の空白期をこえて~ラファエル前派~
第17回 19世紀:写真の登場
~ホイッスラーとサージェントが復活させた肖像画~
第18回 19世紀:ステイタスシンボルとしての肖像画
~政治家たちの肖像を中心に~
第19回 20世紀:抽象全盛の暗黒時代
第20回 20世紀:抽象から具象への回帰
備考
【お申し込み期日について】
〇お申込み受付は開講日前日17時まで可能です。
〇開講日が近い場合は、お電話にて直接お申し込みください。
TEL 03-3208-2248
(受付時間:午前9時30分~午後5時(日曜・祝日・休業日を除く))
〇お申込み受付は開講日前日17時まで可能です。
〇開講日が近い場合は、お電話にて直接お申し込みください。
TEL 03-3208-2248
(受付時間:午前9時30分~午後5時(日曜・祝日・休業日を除く))
講師陣
名前 | 齊藤 貴子 |
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肩書き | 早稲田大学 教育学部 講師 |
プロフィール | - |