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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-01 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:5005

ドイツ神秘思想の世界―マイスター・エックハルトを読む―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/2~12/4(火)
講座回数
20
時間
10:40~12:10
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

ヨーロッパの中世は、人間の精神の働きを神との関係のもとで徹底して捉えようとした時代であったといえます。

当時一級の神学者であったエックハルトが母語であるドイツ語によって説いた説教や論述は、その言説のいくつかが異端として断罪されたにもかかわらず、ヨーロッパ精神の隠れた源流としてハイデッガーをはじめ多くの哲学者たちに影響を与えてきました。

エックハルトの言葉は神学理論を超えて、現代のわたしたちの心に届く清冽なメッセージを持っています。エックハルトが人間の本質をどのように理解していたのかを、現代人の立場から改めて考えてみたいと思います。


2012年度の講義は引き続き、エックハルトの論述『離脱について』を読み、さらに『伝説』、「説教三」(プリント配付)、「説教四」(プリント配付)を講読いたします。背後にあるスコラ学の理論的文脈も必要に応じて説明を加えていきます。

『離脱について』では、人間の「離脱」という在り方が、シャーマニズムのような「脱魂状態」でもなく、社会を離れた「隠遁生活」でもなく、日常における人間の真に「自由な在り方」を語るものとして、愛や謙遜という徳よりもすぐれた、神へと至る最善の道であることが熱く説かれています。

「離脱」という概念がどのような人間および神のあり方を語るものであるのかを、テキストに沿って皆さんと一緒に考えていきたいと思います。また宗教哲学の立場から仏教思想の「解脱」、「三昧(ざんまい)」という思想と比較して考えてみたいと思います。


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備考

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講師陣

名前 田島 照久
肩書き 早稲田大学 文学学術院 教授
プロフィール
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