大学公開講座のセカンドアカデミー

近代哲学の祖と言われるデカルト（1596～1650）以降、哲学は、哲学者自身の母語で語られるようになります。
その結果、英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏では、それぞれの特徴を持った哲学が展開されるようになりました。
今回の講座では、それぞれの特徴を歴史的にたどり、検討します。


はじめに、英語圏（イギリス、アメリカ）における哲学の展開を検討します。

昨今再評価・再発見されているヒュームの哲学、最近のアメリカの哲学の一大潮流である「心の哲学」を紹介します。次に、近代哲学のメインストリームとも評されるドイツ語圏に入って、特にあまり語られることのない戦争との関連で、考えます。

最後に、フランス語圏。デカルトに始まる合理主義の系譜はよく知られていますが、もう一つ、フランス語圏の哲学の特徴であるスピリチュアリスムの系譜についても考えてみます。

最後に、講師三人との鼎談と受講生の皆さんとの質疑応答の回を設けます。


第１回（9/29）　イントロダクション（齋藤暢人）

　　　　　英語圏の近代哲学と現代

第２回（10/6）　ヒュームと現代（齋藤暢人）

第３回（10/13）　心の哲学（齋藤暢人）

第４回（10/20）　ドイツ思想の始まり（野内聡）

　　　　　カントから20世紀まで

第５回（10/27）　戦争と思想（1）（野内聡）

　　　　　フランス革命とナポレオン戦争：カント、フィヒテ

　　　　　普仏戦争：ニーチェ

第６回（11/10）　戦争と思想（2）（野内聡）

　　　　　世界大戦：フロイト、ハイデガー

第７回（11/17）　フランスの哲学（本郷均）

　　　　　デカルトから現代まで

第８回（11/24）　合理主義の系譜（本郷均）

第９回（12/1）　スピリチュアリスムの系譜（本郷均）

第10回（12/8）　哲学と言語（本郷均他）

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