大学公開講座のセカンドアカデミー

武家政権下におかれた近世朝廷の実像をひもときます。

江戸幕府に丸抱えされた朝廷が、なぜ、幕府と決別し、幕府打倒の旗頭になりえたのかという命題の答を、260余年の歩みの中から探るのがねらいです。


朝廷は、豊臣政権・徳川幕府によって再生されますが、その過程では天皇のいらだちも垣間見えます。

今回は、幕府がどのように朝廷を傘下においていたのか、また、天皇や公家それぞれの意志や思惑はどのように働いていたのかなど、立場をかえながら史実と向き合ってみたいと思います。そして、社会の大きな変化によって、幕府と朝廷の関係が変わらざるを得なくなっていく様子も概観します。


第１回　後陽成天皇と徳川家康

第２回　禁中並公家中諸法度武家官位

第３回　禁中並公家中諸法度親王と摂家

第４回　明正天皇在位中の幕府と朝廷

第５回　宝永・正徳期の将軍家と天皇家

第６回　桃園天皇の死と皇位継承

第７回　後桃園天皇の死と皇位継承

第８回　大政委任と天皇号復活

第９回　幕末の改元

第10回　幕末の朝廷機構

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名前	久保　貴子
肩書き	早稲田大学・昭和女子大学講師
プロフィール	－